TOKEN(トーケン)のC22Aは、アマゾンでは49982円で販売されています。
わずか5万円ほどのホイールに注目が集まる理由ですが・・・
このロードバイク用ホイールC22Aの重さが前後で1384グラムしかないからなんです。
前後で1500グラムを切れば軽量ホイールと言われている世界で1400グラムを切ってくるのですから誰だって注目してしまうってものですよ。
それではこの1384グラムがどれほど軽いのかということですが・・・
デュラエースと同等か、それよりも数グラムほど軽いというレベルなのです。
高いけど軽いで有名なLightWeightですが、ギッフェルトストームというモデルで前後1025グラムです。
トーケンC22Aがギッフェルトストームの軽さに及ばないのは価格を見れば当然のことで、LightWeightのホイールの価格は安くて50万円ですし、高ければ90万円くらいにもなってしまうのです。
しかし15万円や20万円ほどもするホイールと同等の軽さが5万円ほどで手に入るというのはトーケンC22Aの大きなメリットと言えると思いますね。
さて肝心のインプレ、レビューですが・・・
さすがに軽いです!
どんな場面でも軽さが活きてくるという感じがしますね。
当然ですが登りに有利となるホイールですが、欠点としては巡航速度が維持できないとか下りが苦手ということになります。
リムハイトが22ミリですので空力性能は期待できません。だからこそ下りや平地での巡航が苦手となるわけですね。
しかし登りであれば何も問題はないのです!
さてC22Aのインプレとしては欠点も書いておかなければならないのですが・・・当然、欠点もあります。
軽いということは強度を犠牲にしているのだろうとは誰でも予想できることだと思います。
しかもコストを削っているのですから、その傾向は強くでるものですよね。
TOKEN C22Aもその例から外れることはなくて、強度が足りないということはないのですが柔らかいと感じることが多いと思います。
強度が低いということは変形しているということなので、巡航速度が落ちやすいというのも・・・この辺りに理由があるのでしょう。
しかし登りに限定してしまえば・・・その欠点には目をつぶることができる範囲だと言えますね。
なんと言っても5万円を切る4万円台の価格で購入できるのですからね。
さて、トーケンC22Aにはノーマルベアリング仕様とティラミックベアリング仕様が存在しています。
セラミックボールベアリングをチタンコーティングしたモデルがTBTとして販売されていますが、このベアリングはシマノホイールと同様のカップ&コーンタイプなのがミソです。
このベアリングの違いのレビューを期待している方もいると思いますが・・・
あえてインプレをするとしたならば、ノーマルベアリングを選択すべきではないかとお答えしておきます。
ノーマルベアリングとティラミックベアリングの価格差は1万円ほどあるのですが、これが数十万円もするホイールであれば気にしない程度の価格差だと思うのです。
しかし実質で5万円程度のTOKEN「C22A」の場合では1万円の差は大きいのではないでしょうか?
ティラミックベアリングがカルトベアリングほどの効果を感じられなかったというのも理由の一つではありますけどね。
また、ハブやベアリングというのはメンテナンスをしないと性能が落ちていくものです。
高いティラミックを選んだとしても乗りっぱなしでは意味がなくなってしまうのです。
そういう意味では、最初はノーマルベアリングで乗っておいてベアリング交換時期を見計らってティラミックベアリングに交換するというのも一つの手ではあると感じました。
5万円くらいの価格でオススメロードバイクホイールとなるとカンパニョーロのZonda(ゾンダ)が候補になることが多いと思いますが・・・
トーケンC22Aとカンパニョーロゾンダを比較すると、ゾンダはオールマイティータイプでC22Aは明らかに軽量ヒルクライム向けですね。
ちなみに、TOKEN(トーケン)C22Aにはステンレスベアリング仕様のTFTモデルが存在していますが、コチラの価格は+15000円となっています。
私は試したことがないのでインプレできないですね。
しかしレビューしている人も少ないですので、ほとんどの人は購入していないのではないでしょうか?
やはりこのホイールのメリットは軽さと低価格ですので、オススメするとしたらノーマルベアリングになりますし・・・
せいぜいでセラミックベアリングのTBTにしておけば満足度は高くなるという程度に考えておけば良いでしょう!