賞味期限が切れたパンやお菓子は食べても大丈夫なのでしょうか?それとも捨てた方が良いのでしょうか?
しかも、どのくらいの時間であれば賞味期限が切れてからでも安全に食べられるのでしょうか?
こんな疑問を持っている方も多いと思いますが、中には全く気にせずに腐っていなかったりカビていなければ食べるという人もいることでしょう。
さらに食品によっては賞味期限と書いてあったり、消費期限と書いてあったりして困惑している人もいると思います。
そこで今回は、消費期限と賞味期限の違いや決められた期間がどのくらいなのかを調べてみることにいたしましたよ!
昔は「品質保持期限」という言葉がありましたよね?または「製造年月日」という表記もありました。
しかし製造年月日では食品が作られた日にちがわかっても、どのくらいの期間だと安全に食べることができるのかがわからなかったのです。
また品質保持期限というのも食品衛生法とJAS法とで表記が違うという問題も表面化してきたました。
そこで登場してきたのが2003年の「食品衛生法」です。
その食品衛生法及び農林物質の規格化及び品質表示・・・という改正によって品質保持期限は賞味期限に統一されたのです。
では賞味期限とはどのようなものなのでしょうか?
簡単に説明すると「その食品が美味しく食べることができるまでの期間」ということになります。
つまり期限切れの物を食べたとしてもお腹を壊すわけではないという意味なのです。
ちなみに、賞味期限が三ヶ月以内の製品は年月日で表記されるようになっています。
そして三ヶ月を超える製品は年月で表記されていますね、注意深く見てみるとわかると思います。
それに対して消費期限というものは、期限切れになったものは食品としての安全が保証されないという意味になるのです。
勘違いされている方もお多いと思うので言っておきますが、消費期限は包装が開封されていない状態で保存されていた場合のみ安全性が確保されている期間なのです。
マヨネーズなどでも開封してしまってあれば消費期限内であっても安全性は確保されないというわけですね。
しかし消費期限が記されてあったとしても、それが絶対であるということは決してありません。
食料品は保存状態によって安全である期間はどれだけでも変化するものなのです。
冷暗所と直射日光の当たる場所とでの保全では圧倒的な差ができてしまうのは当然のことです。
お店で販売できるのは消費期限内のものだけですが、自宅で期限切れのものが食べられるかどうかは保存状態で大きく変わるわけですね。
そういう意味では昔ながらに匂いや色で判断するというのも悪くはないことだと思います。
期限が切れたからといって即すてるというのでは勿体無いことですからね。
普通であれば10度から25度くらいを「常温」と呼びます。
食品は、冷蔵庫などに入れなかったとしても、直射日光の当たらない場所で常温で保存しておくようにしましょうね!