アクアとかプリウスとかハイブリッド車を買う人が多いですよね。
ハイブリッドの構造や価格を詳しく調べてから納得して購入する分には文句も言いませんが・・・
なんとなくエコで環境にも良さそうだからという感覚で買っている人は損しているどころか大損の可能性も高くなっていますし、環境に大きな負担を掛けていることになっているのです。
それでは何故、ハイブリッドを買う人は損をしたり環境に悪いなどということが起こるのでしょうか?
そもそもハイブリッド車は燃費が良くてガソリン代が安くなる代わりに車体価格がかなり高くなっているのです。
カローラだと普通のガソリン車と比較するとハイブリッドは70万円近く高くなります。
それにもかかわらずに60%近くの人が普通のガソリン車ではなくてハイブリッド車を買っているというのですから驚きですよね。この人達のほとんどは得しませんね、逆に損をすることになるのです。
ハイブリッドの損益分岐点は?
ホンダのフィットで比較してみることにします。
1.3リッターのガソリン車の価格は約125万円で燃費はリッター当たり26キロとなっていますね。
ハイブリットだと価格は約165万円で燃費はリッター当たり36キロですね。
ガソリン車とハイブリッドの車体の差額は約40万円です。
これで損益分岐点を比較すると・・・
- 年間1万キロ走行で10年乗ってガソリン価格が150円/㍑と仮定するとハイブリッドの方が12万円ほど損する計算になります。
- 年間1万5000キロで10年とするとどちらも同じくらいのガソリン代になります。つまりここが損益分岐点になるのです。
- 年間2万キロ乗る人の場合だと10年でハイブリッドの方が12万円ほど得することになります。
しかしですよ、そもそも年間2万キロも乗る人はどのくらいの割合でいるものでしょうか?
仮にそのぐらいの距離を乗って得したとしても10年でたったの12万円ほどなのです。
ハイブリッドは複雑なうえに高価なバッテリーを載せていますのでメンテナンス費用などを考えるとそれでもトントンになるくらいなんですね。
もし事故でも起こせば修理代は一般的なガソリン車より高額になるのは確実です。
そういう意味ではガソリン価格がリッター200円を超えて300円くらいにならないとハイブリッド車の購入で凄く得をするということにはならないでしょう。
しかもフィットのガソリン車とハイブリットの差額は30万ほどですので元を取るのは簡単な方ですが、新発売されたシャトルやカローラの場合では・・・さらに2倍ほどもの差額があるのを忘れてはいけません。
最近ではホンダ新型ステップワゴンに登載されているような小排気量ターボやマツダのクリーンディーゼルなども登場してきていますので、ますますハイブリッドの優位性が失われつつあるのです。
ハッキリと言えば、損するわけです。得をしたとしても大儲けというレベルではないのです。
損益分岐点としては、年間で20000キロほど乗る人かガソリン価格が1リッター300円ほどなった場合になりますね!
ハイブリッドは環境に悪い。エコじゃない!
ハイブリット車はエコで環境に良い乗り物だと思っている人が多いと思いますが、実は大間違いなのです。
これは価格やコスト的な意味ではなくて本当の意味で環境に悪いのです。
なぜなのでしょうか?
それは、ハイブリット車は構造が複雑で部品も多いために・・・完成までに必要とするエネルギーや原材料がガソリン車と比較しても圧倒的に多くなるためです。
リチウムイオン電池やモーターを作るだけでも多くの材料とエネルギーが使われているのですね。
だからこそ、たいして距離を乗らない人がハイブリットを買ってしまうと無駄な物をそこに置いておくだけという構図になってしまうのです。
あれだけ複雑な物を作るためには莫大なエネルギーを使わなければならないのです、それが普通のガソリン車であれば最小限の材料とエネルギーで作ることができるのですからね。無駄なんです、地球の環境を破壊しているのです。
ガソリン代損益分岐点まとめ
新車価格が高いのを低燃費によるガソリン代の節約で元を取ろうとするのは無駄と考えておいた方が良いでしょう。
一番得になるのは車に乗らないことです。
これがハイブリッドになると乗れば乗るほど得をする構図になるので本末転倒ってことですね。
しかも作る段階で莫大なエネルギーを必要とするのですから、エコでもなんでもないんですよ。環境にとっては敵ですわ!