不動産屋でチラシなどを見ていると「駅近(駅チカ)」って言葉が多く使われていますよね。
感覚的には駅に近い物件なんだなーと思うわけですが、駅近(駅チカ)の基準ってどうやって決めているのでしょうか?
そもそも住宅やマンションでは「日当たり最高」とか「築浅」などの言葉も基準が曖昧だなーと思うキーワードですよね。
そこで今回は駅近の基準は徒歩何分以内なら駅チカと呼べるのかを調べてみることにしました。一般的には徒歩10分ぐらいだとは思いますが、皆さんはどう考えていらっしゃいましたか?
最初から答えを言うと賃貸物件において「駅近」という宣伝文句には基準や定義というものは定められていないようです。
物件の重要な判断基準である言葉が適当に使われていることに驚きを隠せませんが、現実には徒歩何分以内ならば駅近の物件とは言えないのです。
近いとか遠いというのはその人の感覚によるものですのでアパートやマンションを選ぶ時には注意が必要ですね。
駅近とは?徒歩何分以内なら許せる?
それでは一般の人は駅から徒歩何分以内であれば「駅近」と感じたり認めたりするのでしょうか?
身近ないろいろな人に聞いてまわったところ・・・
- 徒歩10分までならオッケーかな?
- 徒歩15分を超えると駅近とは言えない
- 自転車で何分という条件は駅近とは言えない
- 駅ではなくて改札口まで10分だよ
- 駅まで徒歩5分以内なら許す
・・・とこのような意見が出てきました。
私の感覚では、徒歩10分以内なら駅近(駅チカ)の表現を許しても良いのではないかと思っています。
徒歩15以内だと「徒歩圏内」という表現の方が似合っているように感じます。
普通の感覚の人の基準はこんなものだと思いますよ。
駅近のメリットとデメリット
駅近のメリットと言えば駅に近いことが挙げられますが、それに伴い娯楽施設(映画館など)や商業施設(本屋やレストランやショッピングモールなど)にも近いという条件が魅力的でもあるのです。
歩いて行ける範囲に素敵なカフェがあったり居酒屋があったりしたならば生活が便利なだけでなく楽しくなるってものですよね。
ただ単にコンビニやスーパーマーケットが近いというだけであれば他の地域でも存在しているのでしょうけども、郵便局や公共施設なども集まっていることを考えると利便性という意味では最強と言えるのです。
メリットがある反面デメリットも存在していて、治安が悪いだとか騒音問題とかも考慮しておく必要があるでしょう。
商業用のビルなども多いですから日当たりという面では確実にデメリットになるはずです。
さらには駅に近いほど賃貸物件の価格や家賃も上がりますのでコスト的に厳しくなるのも大きな欠点になりますね。
そもそも駅に1分近くなるだけでマンション価格が跳ね上がる地域もありますので、競争率という面でも問題があるのです。
駅近物件の表現に注意しよう!
さて、駅近に関しては徒歩何分以内という基準は定められていないのですが徒歩時間については決まりがあるのはご存知でしたか?
不動産屋のチラシなどに書かれている「徒歩何分」というのは80メートルで1分となっているのです。
つまり徒歩10分ならば単純に800メートルの距離と置き換えられるわけですね。
しかしここにも問題が潜んでいて、歩くのが遅い人にとっては誇大広告になってしまったり・・・上り坂があるような場所だと表示されている時間よりも多い時間が掛かってしまうこともあるのです。
そういう意味ではあくまでも目安にしかならないので実際に自分で歩いて確認しておく必要がありますね。
まとめ
「駅近の基準は?何分以内なら駅近なの?徒歩何分だよー」の内容で記事を書かせていただきましたが・・・駅に近くなると利便性が上がる反面、生活環境は確実に悪くなるものです。
そういう意味では家賃や交通費などを考慮にいれて選ぶのが大切だと思いますね。
必ずしも徒歩10分以内だとか駅近だとかという条件にこだわる必要はないのです。
逆に言うとこの条件にこだわる人が多いですから、それ以外で選ぶのが得をするコツかもしれないですね!