パンクしない自転車用タイヤがあるのはご存知でしょうか?ノーパンクタイヤという名前で呼ばれることもあるのですが、タンナス(tannus tire)というタイヤが最近になって評判が良くなってきているようです。
ソリッドタイヤというのは空気を入れる代わりにタイヤの素材自身を充填したイメージの商品なのですが、従来から使われている普通の自転車用タイヤと比較すると欠点も多かったですし使い続けるにはデメリットも多かったわけです。
しかし最近のタンナスソリッドタイヤはそれらの欠点を改善した独自素材「Aither」という弾性ポリマーを開発したようで、乗り心地だけでなく摩擦寝るにも強いタイヤ素材が実現できて評判が上がってきているのです。
このAitherポリマーはグリップ力の向上で評価が高く、転がり抵抗の低下と劣化の少なさも評価されているというのでロードバイクなどでも使えるようになったのかと期待が集まっています。
普通のシティサイクルではリム交換無しでも使えるシステムが開発されたので、ほとんどの場合は安全にタンナス(tannus tire)のノーパンクタイヤを使うことができるようになりました。
ロードバイク用ソリッドタイヤ(タンナス)の評判は?
さて、ロードバイクに乗っている人は必ず経験するのはタイヤのパンクですが、クリンチャーであろうがチューブラーであろうが出先でパンクすると一気にテンションが下がってしまいますよね。
チューブレスタイヤにしてパンク防止剤(シーラント)を入れておけばパンクはかなりの確率で無くせるのですが、それにしても空気を入れる手間暇というのは残ってしまうわけです。
全くのノーメンテナンスを実現するならタンナス(tannus tire)のノーパンクタイヤを試してみるべきなのでしょうけども、ロードバイクに合うのやらどうやらという点で不安が残るわけです。
そこで今回はロードバイクではなくてクロスバイクにタンナスを履かせてみた感想を書いてみcたいと思います。
700×23Cを試してみた印象ですが・・・
- 乗り心地は固いです。クリンチャータイヤでMAXまで空気圧を高めたより硬い印象です
- 当然ですが空気を入れる手間がないので楽ちんですし、絶対にパンクしない安心感は何者にも変えられないですね
- 車庫保管ですので耐候性や劣化具合は確認できていません
- 取り付けはかなり大変です、専門ショップに頼むと良いでしょう
- 重いので漕ぎ出しは大変ですし、下りなどでペダルを止めると失速感も大きいです
- レーシングタイヤと比較するとグリップ力は無いと言っていいレベルです
- 雨の濡れた路面では危険です
どうでしょうか?
レースやグランフォンドなどで使うには重量が重すぎる欠点が目立ちますが、通勤やトレーニング目的であればメンテナンス不要のメリットが活かせると思います。
タンナスソリッドタイヤの価格と工賃は?
タンナスの価格はタイヤの種類によって変わりますが、前後2本で約12000円前後と考えておいて下さい。クリンチャータイヤと比べると少し高いくらいの値段ですね。
そして気になる工賃ですが、前後で約5000円くらいが目安となるでしょう。
持ち込みだったり、自転車をそのプロショップで買っている場合は少し高くなったり安くしてもらえたりするかもしれませんね。
ノーパンクタイヤ口コミまとめ
さて最近ではソリッドタイヤ(ノーパンクタイヤ)と言えばタンナス(tannus tire)の事を指すようになってきましたが、評判や口コミをまとめてみると・・・
「ママチャリかシティサイクルでしか使えない」「ロードバイクでは無理なレベルで使えない」という評価がほとんどのようです。
特に致命的なのが重さと固さなんですね。
そもそもロードバイクに乗る人はそれほどパンクを恐れないですし、逆に重さに関しては数グラム軽くするのに何十万円も投入する人が多い世界ですから納得できますよね。
ただし、タンナス(tannus tire)にはミニベロ用やマウンテンバイクがありますので・・・こちらはパンクしないというメリットを優先させても良いのかもしれないですね。
もしくはトラブルがあると面倒なリアタイヤだけソリッドタイヤにしておくというのも悪くはないかもしれませんよ!
さて今回は「自転車用ソリッドタイヤの評判や口コミは?タンナスの評価が上がってはきているが・・・」ということでタンナスソリッドタイヤの評価を書かせていただきましたが、このタイヤの存在すら知らないという人もまだまだ多いのではないでしょうか?
しかしこの先に技術革新が進めば十分に実用できるレベルになると思われますので、ニュースチェックはしておくと良いかもしれないですね。期待です!
今回、私は試していないですがフラットダートに限ったマウンテンバイクであればパンクしないというメリットを最大限に享受できると思いましたね。ノーパンクタイヤと呼ばれるソリッドタイヤを活かすならダートステージの練習かもしれないですね!