暑い夏ですから海に海水浴へ行く人が多いと思いますが、今年はサメの出没の話題が多かったですよね。
しかしお盆過ぎの海水浴で注意しなければならないのが「クラゲ」の被害です。お盆も過ぎると海水浴場には多くのクラゲが発生するのですが、それに比例して増えるのがクラゲに刺される被害です。
そもそも夏休みの最初の方だって海にはクラゲが存在しているのですが、まだ大きさが小さいだけなんですね。それが徐々に成長していって8月の半ばを過ぎるくらいになると大きくなってしまうのです。
そこで今回は海でクラゲに刺された場合の対処法や治療、何科の病院へ行けばいいのかをご紹介したいと思います。
クラゲに刺されたら最初にすること
クラゲに刺されたら・・・つい患部をコスってしまいガチですよね。しかし擦ったり掻いたりしては症状が重くなってしまう可能性があるのです。
詳しい説明はいたしませんが、クラゲに刺された場合は速やかに患部を海水で洗って下さい。海水ってところが初期対処法の秘訣です。
擦ったり掻いたり真水で患部を洗ってしまうと重症化することが多いので注意が必要となります。
そして説明するまでもないでしょうけども、即座に海から出るかその場所から移動することも重要ですよ。そうしないと2度3度と刺されることになるのですからね。
クラゲに刺された場合の対処法
クラゲに刺されてしまうと慌ててしまってパニックになる人がいますので、とにかく落ち着いて深呼吸をするのが良いでしょう。
その後、クラゲの手(触手)が患部に付いていた場合は素手以外の手段で触手を除去するようにします。
その後は海水で洗い流して下さい。最初にも説明しましたが水道水や真水を使うと毒がより多く体内に取り入れることになるので避けるべきです。
酢やムヒやキンカンで治療する場合
よく「お酢」で治療する方法が紹介されていますが、効果に関しては眉唾なところがあります。
また酢を使って対処する時はアンドンクラゲにのみ治療となるという噂ですが、これもあくまでも噂の範囲だと考えておいた方が良いでしょう。
ムヒの場合は効果は虫刺されに限られますのでクラゲの治療には「ムヒアルファEX」を使用するのが良いでしょう。
ムヒアルファEXにはアンテドラッグステロイドが配合されていますので通常の虫刺され薬とは違う物だと認識しておいて下さい。
ちなみにキンカンも有効ですが、ムヒアルファEXと比較すると・・・。とにかく直ぐに手に入る方を使って下さい。
病院は何科へ?皮膚科だろ。
海でクラゲに刺されたらムヒアルファEXやキンカンなどの薬で対処して、その後は病院で本格的な治療を受けた方が良いでしょう。
痒みが無くなったとしても後遺症などの心配が残りますから病院で医師の診断を仰ぐ方が後の憂いを取り除けていいと思います。
その場合は病院の何科へ行けばいいのか悩むかもしれないですが、ここは素直に皮膚科を選ぶべきです。
他の診療科でも対処してくれるとは思いますけどね。子供なら小児科でも良いかもしれないですが、最終的には皮膚科へ行くことになると思います。
海で何かに刺された場合に注意すること
海には毒を持った生き物が多く生息しています。そのような生物に刺されて痺れたり麻痺した時には注意が必要となります。
ただ痒いだけとか患部が腫れるだけならいいのですが、アレルギー体質によるアナフィラキシーショックが出ると命に関わりますので要注意です。
また刺されたクラゲの種類も確認しておくと治療の役に立つ場合がありますので、だいたいの形や大きさや色をシッカリと見ておくべきでしょう。
代表的なクラゲの名前をピックアップしておきますので、このどれかである可能性は高いですね。
ただし沖縄のハブクラゲに関しては毒蛇の「ハブ」の名前を持つことから分かるように猛毒をもっていますので急いで病院へ行くようにしましょう。
- ミズクラゲ
- ハブクラゲ
- カツオノエボシ
- アンドンクラゲ
- アカクラゲ
これらは砂浜で死んでいるものでも触らないようにしましょうね。特に子供には目を光らせておかなければなりません。
対処法、治療まとめ
今回は「クラゲに刺されたら対処法は?治療はムヒやキンカンより皮膚科へ!」という内容をお送りしましたが、夏の海水浴は水難事故などの危険性も高くなりますので油断しないようにする必要があります。
特に小さな子供さんと行く方は絶対に目を離さないようにしましょう。
楽しいはずの海水浴が一生の後悔になることだってあるのですからね!