てんかん(癲癇)という病気で車の事故を起こす人が増えています。
昔であれば てんかん(癲癇)の症状を持っている人や病気と認定された人は免許を取れなかったのですが、免許を取れるようになった途端に人を車で轢いてしまうことが大量発生するようになってしまったのです。
てんかん(癲癇)の原因としては「遺伝」「脳腫瘍」「脳血管障害」などが存在していますが、「側頭葉てんかん」の症状がパニック障害の症状に似ていることから間違った診断を受けている人が多いのではないかと思いました。
そこで今回は「てんかん」と「パニック障害」の違いについて説明してみたいと思います。症状や原因の違いもありますが、中には併発している可能性がある人もいるかもしれないですから興味がある方はぜひ知っておいてください。
てんかん(癲癇)とパニック障害の症状の違い
症状がとても似ている2つの病気ですが、実際には共通しているところよりも違っている部分の方が多いのです。
パニック障害では「このまま死んでしまうのではないか?」という恐怖心を抱くことは多いのですが、実際に倒れたり意識を失くして失神に至ることは無いのです。それに対して てんかん(癲癇)は意識が無くなるのが特徴ですね。
意識が無くなるからこそ運転ができなくなって事故を起こすわけです。そして意識を無くして倒れるだけでなく徘徊する症状も特徴としてあります。
また症状が発生している時間にも大きな違いがあります。パニック障害は30分以上1時間未満で発作が起きます。それに対して てんかん(癲癇)は僅か数分で発作が収まってしまうのです。
そして最大の違いは、脳が原因となって症状が発生しているかどうかなのです。
パニック障害は自律神経の乱れが原因と言われていますが、てんかんの場合は明らかに脳波計に異常が現れるのです。
間違った診断と併発の可能性
今回の2つの病気に関しては、医者によっては間違って診断している可能性が高い傾向があります。
また、どちらかの病名で診断されていたとしても併発している可能性もあるのです。(実際はほとんどない。癲癇と併発しやすいのは幻覚や鬱)
それではどうして間違って診断されてしまうのかと言えば・・・てんかん(癲癇)もパニック障害も発作が起こる前に強い恐怖感や不安感を伴うからなんですね。
さらに医者に掛からずに自己診断で勘違いしている場合も多いのです。
病気を確定させる場合には脳波の検査を受けるのが確実ですね。
まとめ
今回のブログ記事「てんかん(癲癇)とパニック障害の症状の違いは?併発してる可能性や原因について」については、ほとんどの人にとっては自分とは関係のない内容になっていると思います。
しかしこの2つの病気のどちらかを患っている人にしてみれば少しでも多くの情報が欲しいと感じているのではないでしょうか?
また、てんかんによる自動車事故が多発していることからパニック障害の患者が勘違いされることもあるかもしれません。
そういう意味では、この2つの病気の症状の違いは確実に認識しておくべきではないでしょうか?