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質の高い記事なんて書けないですっ!

間取りにスキップフロアを採用するのはオススメしない!狭小住宅でも欠点で後悔するかもよ?

マイホームを建てようとすると資金が壁になることばかりだと思いますが、特に大きくて広い家を求めることは建築予算に大きく響いてしまうわけですね。

住宅ローンの返済が厳しくなるほど資金に余裕がない場合は、ぶっちゃけて言えば土地の広さも狭くしてマイホームの延べ床面積も小さくすると建築費用を安くするのに効いてくるのです。

そして最近流行りの狭小住宅が次々と生み出されてくることになるのですが、狭い間取りを工夫で広く見せるために採用されているのが「スキップフロア」なのです。

スキップフロアとは同じ2階建てでも、単純に1階と2階で区切るのではなくて多層化して空間を広く使ったり、間取りを多様な使い方ができるようになる技術なのですが・・・

 このスキップフロアというのは私はあまり好きではないのですねー。

確かにスキップフロアはカッコいいし広く感じる

30坪以下の狭小住宅の場合は、確かにスキップフロアを間取りに取り入れると広く感じますし風通しも良くなるメリットがありますね。

間取りや部屋の配置に工夫することによって、窓から入る光も家の奥まで届くようになったりもしますので家全体が明るくなる効果も期待できたりしますしね。

さらに、シースルー階段とでも言うのでしょうか?スケルトン階段などを採用することによってさらに風通しと採光を良くすることもできちゃうわけで・・・スキップフロアとの相性は抜群と言えるのではないでしょうか?

30坪ならまだしも、20坪台の家だとスキップフロアを間取りに採用することによってカッコ良くもなりますからメリットばかりだと思う人が多いのではないでしょうか?

だがスキップフロアには欠点もあるので後悔しないように!

しかし実際にはスキップフロアをマイホームの間取りに使って後悔している人を多く知っているのですね。

むしろ欠点があるというかデメリットだらけだと言いたいぐらいなのです。ところがマイホームを建てる人は夢いっぱいの状態ですから将来に自分が後悔することになるなんてこれっぽっちも考えていないのが気になるわけです。

このような欠点やデメリットを知ったうえで自宅を建てるのであれば後悔することもないのかもしれないですから、ここで少しだけ紹介しておきたいと思います。

 スキップフロアの欠点やデメリットで後悔するなよ!

そもそもスキップフロアの家を設計するのは凄く難しいことなのです。

これは間取りだけではなくて家全体の構造を考えるうえでもかなり複雑な計算をしなくてはならないのです。

特に耐震等級をクリアしようとすると経験を積んだ熟練の設計士でないと難しいのではないでしょうか?

さらにこの複雑なフロア階層の家を建てようとすると大工の腕前も影響が大きくなってくるのです。格安住宅メーカーなどで仕事をしているようなナンチャッテ職人には任せられない仕事とも言えるでしょう。

またフロア階層を多く複雑にした方が変化に飛んだ室内空間になるので小さな階段をいくつも設けるような間取りにしがちですが・・・これは逆に言えば家のどこに行くにしても階段を経なければならないということなのです。

これが住宅展示場に見学に行った時だけのような短時間なら苦にもならないのでしょうけども、毎日毎日、キッチンに行くにもトイレに行くにも必ず小さな階段を昇り降りしなければならないというのはストレスを感じるのを通り越して苦痛に感じてくるはずです。

これが健康な時であればまだしも、ケガや病気になった時や高齢になった時には凄く実感してしまうことになるわけですね。

また若い方にも言いたいことですが、スキップフロアにすると縦の空間が繋がりますから天井が高くなったように感じる反面・・・一つ一つの空間では天井は低くなってしまうデメリットもあるのです。

2階建ての高さを3フロアで使うのですから当然と言えば当然なんですけどね。

スキップフロアまとめ

所詮マイホームなんて人それぞれですので好みで建てれば良いと思うのですが、やはり欠点も知った上で選んでほしいと思います。

普通の住宅であれば床面も構造体の一部として使えますので耐震性が確保し易いというのがメリットになります。

しかしスキップフロアでは各床が耐震に効かない欠点が出てきますし、建築費用も割高になるデメリットも忘れてはいけないと思います。

土地の条件でどうしても折り合いが付かないというのであれば反対はしないですけども、複雑な建物にして余分な費用を払うのであれば・・・その分を広い土地の購入に使うことをオススメいたします。

仮にスキップフロアを採用する場合は、足元灯などの補助灯を取り付けておくようにして下さい。

夜中に起きた時などに階段でケガをして後悔したのでは遅いですからね!

今回は「間取りにスキップフロアを採用するのはオススメしない!狭小住宅でも欠点で後悔するかもよ?」という記事をお送りしましたが・・・あくまでも苦肉の策として登場したのが複層階だということを忘れないようにしましょう。

マイホームの構造においての王道は、平屋か普通の2階建てなのですよ!