2015年はドローンが問題となりましたが、一般的な認識としてはプロペラがいっぱい付いたラジコンヘリのような物という感じですよね。
しかしそのような形の空飛ぶ模型としては昔からマルチコプターというジャンルが存在しているのです。
ニュースで問題になる度に「ドローン」の名前が出てきて規制が掛かると言われていますが、マルチコプターには規制は掛からないのでしょうか?
そして、ドローンとマルチコプターの違いはどこにあるのでしょうか?当然、ラジコンヘリとの違いも気になるところではあります。
そこで今回このブログでは、ドローン・マルチコプター・ラジコンヘリの違いと問題点やメリット&デメリットを説明しておきたいと思います。
子供の玩具にもドローンのような形の物が増えてきていますが、何か問題になっても困りますし規制の対象となるかどうかにも不安がつきまといますからハッキリしておいた方が良いでしょう!
ドローンとは?
姿形だけを見ているとマルチコプターとソックリなのですが、ドローンならではの特徴というのはどのあたりにあるのでしょうか?
首相官邸や神社などで話題になったタイプがどちらのものかわからないのですが、どうも違いを区別できていないような気もするのです。
そもそもドローンとは、もともとは軍事用として作られた小型無人航空機の事を意味するのですが・・・形状はどのような物とは定義されていないのです。
そういう意味では小さくて無人の飛行隊は大きな意味では全てがドローンになるというわけですね。
しかし、この「無人」という意味をどのように捉えるのかが難しいところではあります。
人が乗っていないという意味での無人なのか?それとも小型機が前提ですので人が乗らないのは当然として、人が操縦しなくても自立して飛ぶという意味での無人なのかということですね。
どちらにしてもドローンの定義には「無人」「自動」というキーワードが含まれていることは確かです。
マルチコプターとは?
マルチコプターというのは、形に特徴があって・・・放射状に配置された複数個のプロペラによって安定して飛ぶことができる飛行体を示すわけです。
姿勢の制御はコンピュータによって自動で行われることから比較的簡単に飛ばすことができるのがメリットと言えるでしょう。
人が乗るという意味でも、遠隔操縦するという意味でも「有人」が基本となる航空機なわけです。
ラジコンヘリとの違いは?
ラジコンヘリも人間が操縦するという意味ではマルチコプターと同じなのですが、姿勢制御の方法に違いがあります。
ヘリコバクターは2つのプロペラの回転数や向きを複雑に制御することによって浮いたり前進したりしているのです。
それに対してマルチコプターの姿勢制御は複数のローターの回転数を調整するだけで済んでしまうのです。
そういう意味ではシンプルな構造のマルチコプターの方がラジコンヘリと比べると作るのも飛ばすのも簡単ですし、故障もしにくく安全に飛べる飛行体になっていると言えるでしょう。
ドローンとマルチコプターの違い
マルチコプターというのは姿勢の制御方法が違うだけですがラジコンヘリと同類になる飛行機なのです。
しかしドローンというのは「ロボット」という意味が込められていることからもわかるとおり、無人飛行・無人操縦・自動飛行・プログラミングによる飛行・・・が行える飛行機なんですね。(形はUFOみたいですが飛ぶ機体という意味で飛行機です)
そして、いくら無人であったとしても無線操縦気として操縦者の視界の範囲で飛ばすのが前提となっているのがマルチコプターなんですね。
ドローンの場合は仮に人間が操縦していたとしても・・・地球の裏側で飛ばしたりもできるわけです。
そういうことで大きな違いとしては、操縦が無人か有人かの違いと、仮に人間の操縦であっても見える範囲で飛ぶのか見えない範囲でも飛ぶことができるかで異なってくるというわけです。
ドローンまとめ
今回は「ドローンとマルチコプターの違いは何なのか?そしてラジコンヘリとの違いは?」という内容で記事を書きましたが、今までとは違ってシンプルで簡単に飛ばすことができる機体が登場したということは・・・これからはもっと気軽に多くの機体が空を飛ぶということに繋がるわけですね。
そうなると墜落や衝突といったトラブルや問題も増えてくることになるのです。
子供の玩具や模型の世界ではドローンやマルチコプターの形の物が大半を占めるようになってくると思いますが、自立飛行できるドローンに対する考え方というのは少しずつ勉強して議論を交わす必要があるのではないでしょうか?
今までになかった飛行体が登場してきたのですから・・・我々の考え方も変えていかないといけないのかもしれません。
ドローンやマルチコプターを有効に利用するのがいいと思うのですが、事故やケガを防ぐためにも最低限の規制も必要となってくるのではないでしょうか?