学校の運動会も秋に行うとは限らなくなっているようですが、運動会で行われる組体操に大きな問題が潜んでいるようなので少し調べてみることにしました。
最近の中学や高校では9段とか10段の巨大ピラミッドの組体操をすることが多くなってきているようですが、頭や首を損傷する事故が多発していることから父兄が「やめろ!」「やめさせたいのにやめない!」と声を上げ始めているようなのです。
生徒自身も「やりたくない」と考えている子が多いようですが、これほど危険で事故が多い運動会の組体操をいったい誰がやらせているのかが気になるところです。
やめろと言うと、ピラミッドでなければタワー型でやれという反論する人もいるようですが・・・なぜこんなにしてまで組体操を生徒にやらせたいのでしょうか?
組体操の危険性
実は学校で行う組体操の危険性は相当なものなのです。
どれほど危険なのかと言えば・・・学校でケガをする種目で3番目に事故が多いほどの危ない取り組みなんですね。(ただし部活動での運動におけるケガの危険性は省いています。)
しかも危険というのはケガをする数や回数だけの話しならばこんなに大騒ぎする必要もないのです。
件数が一番多い跳箱や二番目のバスケットボールの場合は擦り傷や突き指なども回数に含まれているのですが、組体操のケガの場合は頭とか首を損傷して後遺症を残すレベルの事故が多いのですね。
しかも最近ではエスカレートして10段にもなる巨大ピラミッドの組体操を行うというのですから生徒にとっては虐待に近い状態が学校で行われているのです。
少し巨大ピラミッドやタワーでの事故を調べてみただけでも・・・
- 下敷きになった生徒4人がケガ、そのうち2人は入院
- バランスを崩して最下段の子供達が腰椎骨折
- 練習中、最下段中央の子が下敷きになった
- 男子生徒が首の骨を折って全身麻痺の後遺症
- 下敷きになった生徒が頚椎骨折
- 上の生徒が落ちて頭を強打
- 上から落ちて脳外科で頭をレントゲン撮影
- 脚を骨折
- 怪我人続出、手首骨折
- 腕を複雑骨折、障害が残る
どうでしょうか?少し調べただけでもこれだけの事故の情報が出てくるのです。もっと調べれば様々な危険性が表面化するでしょうし、ネットに上げられていない情報を考えるとこれですらも氷山の一角という状況なのは明らかです。
危険なのに「やる意味」あるの?
これだけ危険な事故が多く発生している巨大ピラミッドのような組体操の「やる意味」はどこにあるのでしょうか?
クラスをまとめるという意義の他にも「一致団結」とか「達成感」という綺麗な言葉でやる意味を説明することが多いようですが、特攻隊ではないのです生徒の存在は。
一致団結や達成感のためなら頚椎骨折で寝たきりの後遺症になるリスクを負わなければならないということなのでしょうか?
そもそも組体操の何が問題なのか?
子供達がやっている組体操ですが、あの高さは工事現場であれば足場を組むことが法律で義務付けられている危険な高さなのです。
また、あの状態は大人であればヘルメットや安全ロープの着用が義務付けられるほどの危ない現場なんですね。
それを素人の教員が指導するという時点でアウトなわけです。現場監督であればクビを切られるほどの無知さの人が指導するのですから任せてはおけないですよね。
しかも子供達の体型も体重も根性も全てバラバラなのも大問題なのです。
トレーニングの修練度が同一であるとか体格が揃っている子供達が行うのと比較すると格段に危険性が増すのは誰にだって簡単に分かることだと思います。
本来であればトレーニングを積んだ子供がようやく出来るような内容なのであって、一般の生徒全員にやらせることではないのです。
とにかく「安全第一」という当たり前のことが行われていないことが最大の問題でもあり疑問でもあるのです。
「やめろ」「やめさせたい」というのは・・・
これほど危ない体操ですから「やめろ」「やめさせたい」「やりたくない」という声が上がるのは当然のことです。
しかも重症で後遺症が残るほどの事故がこれほど多く発生している情報が得られるようになってきた現代では、益々「やめろ」「やめさせたい」「やりたくない」という意見が増えてくることでしょう。
このような声を上げるのは当然、父兄や生徒ですね。
一部では教員も反対の立場を取る人もいるようです。
しかしこの日本から組体操が無くならないということは誰かが「やらせたい」と考えているということなんですね。それはいったい誰なのでしょうか?
組体操をやらせている人は?
巨大ピラミッドのような組体操をやめることに反対しているのは、実はPTAと父兄と教師の中にいるのです。
安全対策を施しているので大丈夫という馬鹿なことを言い出すヤツがいるようでして・・・安全対策って周囲に先生が控えているだけなんですね。
ばかです。例えば上から体重30キロの子供が落ちてきたら受け止めることはできのですか?
それならば10段の一番上から米の袋を落としますので教師やPTAや校長に受け止める練習をさせなければいけません。
またピラミッドやタワーが潰れても大丈夫という場合は、教師やPTAや校長の背中に200キロの重さを落とす練習もさせましょう。
生徒が練習しているのですから、組体操に賛成する大人達にも練習が必要ですものね!
ちなみに何故200キロなのかと言えば、大学教授が計算したところ中学3年生の体重で211キロの荷重が掛かるという結果が出たからなんですね。
生徒にやらせるのであれば、まず言い出したヤツが見本を示すべきでしょう。組体操に賛成の大人達で10段のピラミッドを作ってみせるべきではないでしょうか?
なぜ学校では「安全第一」が守られないのか?
とにかく教師が馬鹿なのです。団結やまとまりならば他の事で達成したら良いだけの話しなのです。
巨大ピラミッドにこだわって別の案を出せないのは、テストの問題は解けるけれど新しいアイデアを出す能力がないことがバレバレですね。
そもそも高さが2メートルを超える場合は労働安全衛生規則で守るべきルールが決められているのです。
手すりや囲いは必須なんですよ?こんな常識も教師は知らないのですか?
つまりは組体操をやるのであれば「足場」を用意してやらないといけないのです。生徒の安全すら守れない教師達に何を任せられると言うのでしょうか?
しかも墜落の危険を防止する策を講じなければならないと法律で定められていることも知らない馬鹿が偉そうに子供達を指導しているのです。
とにかく、子供達にやらせるというのであれば教員全員で10段のピラミッドやタワーを作って・・・最後にグッシャっと潰れてみてはどうでしょうか?
組体操の危険性まとめ
今回は【運動会の組体操は危険で事故が多いのに「やる意味」ある?「やめろ」「やめさせたい」の声が多数!】という重要な問題で記事を書かせていただきました。
あなたの子供が首の骨を折るかもしれないのですよ?
手首を骨折した子供だって大勢いるのです。耳を地面に打ち付けて聴覚障害が出た子供もいます。
歯を折る子供も大勢です。
そんな危険な事をやらせないと団結力を持たせられないというのであれば教師など辞めてしまえば良いのです!
子供にやらせるのであれば、まず賛成する教師や父兄などの大人が見本を見せてみろ!