夏の時期は岩牡蠣(岩ガキ)の食中毒にあたった人もいるかと思いますが、これからの季節は真牡蠣(真ガキ)が旬となってきます。
ちなみに真牡蠣は英語で「True oyster」ですし、岩牡蠣は英語で「Rock oyster」です。海外旅行などに行って料理を注文する時までには違いを知っておいた方が良いと思いますね。
ちなみに岩牡蠣(岩ガキ)は刺身でも食べられるのですが、真牡蠣(真ガキ)の場合は刺身にできるのでしょうか?貝を生食した場合は下痢などで食中毒に感染したことに気がつくこともありますが、美味しいのであれば感染も怖くないという人はチャレンジしていただきたいと思います。
それではこれからがシーズンの真牡蠣と夏が旬の岩ガキの違いを説明してみたいと思います。
真牡蠣と岩牡蠣の違いは何?
マガキもイワガキも同種とは言いませんが似たような仲間と考えておいていいでしょう。
真牡蠣と岩牡蠣の産卵期はどちらも夏なのですが、美味しくなるシーズンというか「旬」の時期が違ってくるのです。
岩牡蠣(イワガキ)が美味しくなる旬の季節は夏でだいたい6月から8月の時期なんですね。
それに対して真牡蠣(マガキ)の旬は10月から4月くらいなのです。つまり真牡蠣のシーズンは秋から冬、もしくは春先までということになります。
この違いは何からくるのかと言えば成熟する速さの違いなんですが、これによって日本では1年を通して牡蠣を食べることができるのです。
その他の違いとしては・・・
- 形は真ガキより岩カキの方が岩のような殻が付いていて大きさも三倍近くになります。
- 岩ガキの方は産卵時期でも味が落ちないのに対して、真ガキの産卵期は味が悪くなってしまう。
- 岩ガキは生食で食べると美味しくて、ツルリとした食感とクリーミーな味が特徴です。それに対して真ガキは濃厚な味のためにカキフライも良いですし焼いても美味しく食べられます。
- 産地にも大きな違いがあって、岩ガキは日本海側で取れるのですが真ガキは全国の海岸線に分布しています。
真牡蠣や岩牡蠣は生食&刺身でも大丈夫か?
岩牡蠣に関しては「生牡蠣」と言われる生食や刺身でも食べることができます、基本的には。
生食でも大丈夫、問題ないとは言われていますが・・・食あたりや食中毒を絶対に防ぐ方法は無いと考えておいて良いのではないでしょうか?
食中毒とまではいかなくても軽い下痢をした経験のある方は非常に多いと思います。
下痢や食中毒などの辛い想いをしてまで生牡蠣の刺身や生食をしたいものかと私は思いますが、食べたいという人を止めることはできないですからね。
しかし真牡蠣に関しては生食や刺身の情報を探してみても見つからなかったことから、ほぼ食中毒になると考えていいのかもしれません。
冬が旬の真牡蠣は岩牡蠣と比較するとノロウイルスや腸炎ビブリオ菌が多いことが推測されますので、やはりしっかりと加熱して食べなければならないのでしょうね。
牡蠣に当たった食中毒の症状や原因、潜伏期間は?
どんなにシッカリとフライにしたり焼いたりしても食中毒の症状を起こす場合があります。
それはまな板や包丁に原因があると考えていいでしょう。
生の状態の牡蠣に触れたまな板や包丁を調理済みの食品で使えば感染のリスクは飛躍的に増大するわけです。
しかしアルバイトやパートが多いチェーン店などでは深い知識を持たずに調理していることが多いので、生のカキで感染した包丁やまな板を平気で使い続けている可能性だってあるのです。
ちなみに牡蠣にあたる場合の症状は激しい下痢と嘔吐ですが、体力が低い子供や年配の方は死ぬこともあるので油断してはいけないですね。
潜伏期間は数日というところですが、その日のうちに下痢になったり数時間で嘔吐したりする人もいるようです。この場合は感染するウィルスの違いによるものと考えられますね。
牡蠣まとめ
本日は「真牡蠣と岩牡蠣の違いは?旬の時期や味にも違いはあるが、食中毒であたるよ!」というテーマで書かせていただきましたが、私のスタンスは【君子危うきに近寄らず】です。
いくら美味しいと言われても生牡蠣を食べようとは思いません。
仮にカキフライや焼き牡蠣を食べる場合でも徹底的に熱を通してから食べるようにしています。
そのおかげか、私は今まで牡蠣にあたったことはありませんね。
そういう意味では夏に旬の岩牡蠣でも生で食べることは今後もないでしょうね。真牡蠣に関してはもともと刺身や生食はしないですから心配ありません。
食中毒であたって死んでしまったり障害者になることだってあるんですよ、実は。ご注意下さいね!