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マツダのクリーンディーゼルは大丈夫か?フォルクスワーゲンの不正発覚で。

ドイツのフォルクスワーゲン(VW社)の不正でヨーロッパの自動車業界大きく揺れています!

アメリカから突き付けられた制裁金の金額がなんと、日本円で2兆1000億円にもなるのですから不正の代償は大きいと言っていいでしょう。さらにリコール対象車が1200万台にも及ぶというのですが、その費用も9000億円弱というのですからフォルクスワーゲン(VW)の倒産も噂されるのも無理はありません。

フォルクスワーゲンの排ガス検査不正プログラムの事件で心配になるのが他車も同じような事をしている可能性ですが、特にクリーンディーゼルで勢いづいている日本のマツダは大丈夫なのか心配になりますよね。

マツダのクリーンディーゼルは、基本的にはフォルクスワーゲン(VW社)とは違う仕組みで排ガスを綺麗にしていることから緊急の心配はしなくて大丈夫かと思われます。

フォルクスワーゲンの不正はどのようなものか?

フォルクスワーゲンの不正は悪質なもので・・・アメリカの環境保護曲の排ガス試験の時だけを察知して排ガスの濃度を低くするプログラムを意図的に搭載していたということです。

それでは適合試験ではない普段はどのくらいの排ガスを出すのかと言えば、なんと基準値の40倍に及ぶNOxを排出していたというのですから相当に悪質です。

普通の欠陥だったらリコールしたら済むわけですが、アメリカは今回のような意図的な不正だと非常に厳しい制裁をかすことが多いですからフォルクスワーゲン(VW社)を倒産まで追い詰めることも有り得るかもしれません。

今から考えるとスズキとフォルクスワーゲンの提携が解消されたのにも不正が理由に隠されていたのではないでしょうか?スズキがクリーンディーゼルの技術を要求していたのに全く渡してくれなかったということですが、こんなインチキエンジンの内容をスズキに知られるわけにはいかなかったのでしょうね。

提携していてスズキの軽自動車の技術は持っていくくせに、肝心のディーゼルの技術を開示しなかったフォルクスワーゲンと提携を打ち切った判断は正しかったわけですね。それにしても恐ろしいほどの勘が働いたと言えるのではないでしょうか?スズキの会長は凄い!

マツダとフォルクスワーゲンのクリーンディーゼルの違い

 さて、日本でクリーンディーゼルと言えば「マツダ」なんですが今のところはフォルクスワーゲンのプログラム不正に関してのコメントも何も出してはいないようです。

しかしヨーロッパの自動車メーカーどころか業界全体に疑いの目が持たれている時に正々堂々と否定コメントを出さないとなると怪しいと疑われる可能性だってあるのではないでしょうか?「マツダも大丈夫なのか?」と考える人だって出てくるでしょうに。

クリーンディーゼルに関しては開発にも巨額の資金を投じなければならないのですが、排ガスを綺麗にするための触媒装置などにもコストが掛かってしまうものです。本物のクリーンディーゼルエンジンであればガソリン車並の価格で販売できるわけもなくて、ハイブリッド車かそれ以上の価格になるハズなのです。

高速道路を高く一定の速度で走るのであればディーゼルエンジンがハイブリッドよりも有利なのですが、日本ではディーゼルのメリットはそこまで感じられないとは思うのです。

しかしマツダはクリーンディーゼルでヒットを出していたのですが・・・

心配する必要なないと思われますよ。だってマツダのクリーンディーゼルはアメリカには輸出されていないのですからね。検査すら受けていないハズですから不正のしようがないといったところでしょうね。

しかし日本車に関しては燃費測定時に似たようなことをやっていますので、ここを突かれると痛いのではないでしょうか? 

株価と経済への影響は?特にマツダ株はどうなる?

さて、株に資金を投じている人が心配なのが株価だと思いますが・・・既にドイツフォルクスワーゲン社の株価は20%近く下落しています。おそらくはまだまだ下がっていくことでしょう。

それに比例してかマツダの株価も下落し始めています。フォルクスワーゲンの不正発覚が直接の原因なのか、中国の景気減速や株価の大幅下落が原因なのかは分からないですけどね。

どちらにしてもマツダ株に関しては上昇トレンドは途切れてしまったと判断できるのではないですか?私なら手放しますね。

クリーンディーゼルまとめ

もともと「クリーンディーゼル」という名前が変なのです。

いかにも綺麗な感じがしますが、ディーゼルエンジンの規制自体がガソリンエンジンの物と比較するともともと緩かったわけですからね。

PM2.5に関してもガソリンエンジンではほぼゼロのレベルまで減らせているにもかかわらず、ディーゼルではその遥か手前で規制が止まってしまっているような状態です。

また軽油に含まれる硫黄成分を製油所で除去することも進んでいなかったので排気ガスを綺麗にするには後付の触媒装置に頼るしかなかったハズなのです。

大型バスやトラック、大型船舶のような乗り物であればディーゼルエンジンは有効でしょう。

しかし普通乗用車であればガソリンエンジンの技術に追いつくことはまだまだ先というレベルなのです。

このブログでは「マツダのクリーンディーゼルは大丈夫か?フォルクスワーゲンの不正発覚で。」と題して書かせていただきましたが・・・

これから先、排気ガス規制がどんどんと強まっていくことが予想されますので、将来的にはハイブリッド技術か電気自動車しかその規制をクリアできないということになるのではないでしょうか?

仮にディーゼルエンジンを使ったとしてもハイブリッド技術が搭載されるようになるのでしょうね!