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「ディーゼルは大丈夫なのか?」マツダとトヨタのクリーンディーゼルにも不正を疑う目が・・・

前回の記事では「マツダのクリーンディーゼルは大丈夫か?・・・」という内容で書かせていただきましたが、日本車でクリーンディーゼルとなるとマツダとトヨタの名前が出てきますよね?

ドイツフォルクスワーゲンの不正によってドイツの自動車メーカーはもちろんのこと、周りのメーカーにも疑いの目が向けられるようになってきています。

「zoom zoom」で有名なマツダ(mazda)のクリーンディーゼルの車種と言えばスカイアクティブ技術を搭載した「アクセラ(AXELA)」「アテンザ(ATENZA)」「CX-3」「CX-5」「デミオ(DEMIO)」の5車種になります。

一方、トヨタのクリーンディーゼル搭載車種となると「ランドクルーザープラド」が有名所でしょうか。

フォルクスワーゲン排ガス不正がマツダとトヨタに与える影響

今回、フォルクスワーゲンが行った不正は、アメリカの排ガス規制をクリアするために燃料噴射などのプログラムを通常時とテスト時とで変えるというものでした。

その不正の代償は大きくて、制裁金が2兆1000億円とも2兆2000億円とも言われる巨額さになっているのです。

フォルクスワーゲンの不正によって自身の株価が大丈夫なのかという次元は通りすぎていて、ドイツの経済を不調にさせるほどの威力を備えているほどなのです。

また、日本の自動車メーカーにも影響が無いわけがなくて・・・主にクリーンディーゼル車を販売しているマツダ(mazda)とトヨタ(toyota)には「大丈夫なのか?」「マツダやトヨタは不正をしていないのか?」という疑いが掛けられるような影響が出ているのです。

本来であればライバル車が勝手に消えていってくれる状態は喜ぶべきことではあるのですが、トヨタとマツダに関しては悪影響を受けていると言わざるをえない状態になっているのですね。

特にマツダに関してのそれは株価を見れば一目瞭然といったところでしょうか。株価は大きく跳ね上がることもなくて約7%のマイナスを演じていましたね。

トヨタもアメリカで大儲けし過ぎると当局に狙われることを知っていますから・・・ライバルであるフォルクスワーゲンの撃沈は、結局は自分が目立つことに繋がりますのでデメリットに感じている節もあるのです。

スズキはフォルクスワーゲンとの提携解消が素晴らしかった!

VWと関係がある国内メーカーはマツダ(mazda)とトヨタ(toyota)だけではないのです。実はスズキはVWと提携してクリーンディーゼルエンジンの技術を導入しようとしていたのですが今年の夏に提携解消していたのです。

それも高い価格で自社株をフォルクスワーゲンから買い戻したために損をしたというのが一般の考え方だったのです。

しかし今から考えると、提携したままクリーンディーゼルの技術を導入していたらスズキまでもが不正の影響を大きく受けてしまったことは間違いなかったことでしょう。

そう思うとスズキ会長の判断は流石といったところなのでしょうね。

もしかしたらディーゼル技術を渡さない裏の理由をスズキは見抜いていたのかもしれないですね。

マツダとトヨタのクリーンディーゼルは大丈夫か?

VWの問題点は計測時と普段とで制御ソフトが切り替わるようになっていることですが、その違法ソフトを組み込んでいるかどうかが大丈夫かどうかの分岐点となります。

第2の問題点は、マツダ(mazda)やトヨタ(toyota)のクリーンディーゼル車がアメリカに輸出されていたかどうかなんですね。

そういう意味では、マツダのディーゼルはドイツなどの自動車メーカーとは違う方式を独自開発したものですし、トヨタランドクルーザープラドのクリーンディーゼルでも同じことが言えるので大丈夫と言えるのではないでしょうか?

しかもマツダとトヨタは今年の春に提携していますので、フォルクスワーゲンやBMWとは提携していないことが救いだったと思うのです。

今回の排気ガス規制を逃れるための詐欺的な方法はドイツ全体が国をあげて主導していた可能性が出てきていますから、ドイツのベンツやアウディやBMWから供給を受けていたり提携をしている自動車メーカーは危ないかもしれないですね。

(ちなみにドイツの各自動車メーカーが主導していたのは排ガス試験においてはNOxではなくてCO2検査に関することだったとの噂です。)

フォルクスワーゲンのクリーンディーゼル車を持っている人は大丈夫?

さてフォルクスワーゲン社のディーゼル自動車を持っている人は、自分の車は対象車なのかどうかが心配ではないでしょうか?

違反プログラムを載せている車は世界で約1200万台ほど販売されているということですから日本に輸入されている外車でも対象車が含まれていることでしょう。

対象車としては、ゴルフ7、パサート、トゥアレグあたりになるのでしょうけども・・・これらの車のプログラムが大丈夫かどうかは心配になるところです。(確認したところVWは日本では対象ディーゼル車は正規販売していないようでした。)

しかし結論から言えば、「大丈夫!」「問題なし!」ということになってしまうのです。

なぜならば今回の不正事件はあくまでもアメリカの規制をごまかしたために問題になったということなんですね。

フォルクスワーゲンが行った排気ガス規制を逃れるインチキは昔から存在していて「ディフィートデバイス」と呼ばれているものなんです。テストの時とは違って通常運転時に排ガス浄化装置を止めるようなプログラミングの事を言うわけですね。このディフィートデバイスを日本語に翻訳すると「無効化機能」となります。

しかし日本の法律や規制では車体の重量が3.5トン以上のディーゼル自動車にしか適用されないことになっているのです。簡単に言えば規制はされているのですがバスや大型トラックだけの話しで、アメリカなどのように普通乗用車は含まれてはいないのですね。

そういう意味では、アメリカでは2兆円を超える巨額の制裁金を課せられてしまうほどの犯罪なのですが、日本ではお咎め無しという違和感のある状況になっているのです。

ただし国土交通省は日本で販売されているディーゼル自動車において似たような不正はないかを再確認しているとのことですから、結果は後で報告されることでしょう。

これからのディーゼルエンジンについてまとめ

今回の不正事件においては色々な噂や憶測が流れているのですが、欧州で人気のディーゼル車は結果的にはクリーンではなかったということになります。

ヨーロッパ自動車メーカーが得意とするディーゼルに疑惑の目が向けられれば人気も失速するでしょうから、もしかしたら日本勢が得意とするハイブリッド車がヨーロッパで人気になるかもしれないですね。

噂ではアメリカの規制を満たすことはできたハズだというのですが、そうするとパワーを犠牲にしなくてはならなかったそうです。

アメリカ市場ではパワーが重要視されることからフォルクスワーゲンはインチキに手を染めたというのが実際のところなのかもしれないですね。

フォルクスワーゲンは2兆円の制裁金と約8700億円の対策費を支払わなければならないですから「倒産」「破産」のイメージが大きくなってくる可能性があります。

いずれにしても、ディーゼル車の命運は寂しいものになっていく可能性が高くなってきましたね。

今回は前回に続いて似たような話題【「ディーゼルは大丈夫なのか?」マツダとトヨタのクリーンディーゼルにも不正を疑う目が・・・】ということで書かせていただきました。

結論から言えば、トヨタとマツダは大丈夫ということです。問題なしですね!

これからのディーゼルは大型バスやトラック、もしくは船舶など専用に使われることになるかもしれないですね。それですらもハイブリッド技術との併用になっていくことが予想されています!