以前にこのブログでは、小学校などの運動会で行われる大人数で「ピラミッド」や「タワー」などの形を作る団体競技「組体操」の危険性を指摘したことがありました。
運動会の組体操は危険で事故が多いのに「やる意味」ある?「やめろ」「やめさせたい」の声が多数! - lowlowlow!
ところがつい先日のニュースでは、大阪府八尾市の中学校(大阪府八尾市立大正中学校)の運動会で作られた巨大ピラミッド型の組体操において崩壊&転落の事故があって生徒が腕の骨を折って重体になってしまったのを知りました。
さらにピラミッドが崩れた時に他の生徒数人も怪我をしてしまったというのですから、やはり私が指摘した通り運動会における組体操は危険で危ないものだったということですね。
ニュースによると巨大ピラミッドは10段だったということですから無謀にも程があるというものですよね。
高さにしたら7メートルから10メートルくらいになってしまうのではないでしょうか?校舎の高さで言えば3階の床面くらいの高さになるほどです。当然、こんな高さから落ちてしまえば上の子供も下敷きになってしまう子供も危険にさらされることになるのです。
実際に腕を骨折した男子生徒は6段目だったということですが、一番上に登る子供だけが危険なわけではないことが証明された形になりましたね。
そしてここからが笑わせる部分なのですが・・・
組体操において重大な事故を起こしてしまった大阪府八尾市の中学校校長の説明によると「ピラミッドの周囲に教師を11人ほど配置して安全に配慮していた」というのですから、この校長の常識の無さには呆れて物が言えない感じですね。
大爆笑です。そして八尾市中学校の生徒には哀れさを感じてしまいますね、こんな低レベルな教師に従わなくてはならないことに。
中学生の男子ともなれば体重は30キロを大きく超えてくる年頃なのですが、その重さの生徒が高さ10メートルから落ちてきたとしても教師が受け止められるわけがないのです。
つまり教師を周囲に何十人配置しようが安全対策にもならないわけですね。簡単に言えば「ただ見ているだけ」の状態なんです。
しかも実際にピラミッドが崩れる瞬間の事故動画を見てみると・・・周囲に配置した教師は組体操が崩れた瞬間に逃げてしまっているのです。
笑えます。教員だって自分の安全が一番ということが証明されてしまいました。
これからは自分が教師だと胸を張って言えるかどうか見ものですね。自分だけ安全なところにいて部下を死地に送り出す上司のようなものですからね。
これで安全に配慮していたなんて言い放つ教師や校長は指導者としての資格を持ってはいけません。
生徒にとっては安全対策が行われないままにやらされる組体操は虐待と同じなのです。軍隊や刑務所でのイジメや虐待と同じなんですね。
現代の日本の工事現場では10メートルの高さといえば足場や安全ネットが必要なレベルなのですよ。
これは法律でもしっかりと決められているわけですね。
つまり巨大なピラミッドやタワーの高さになる組体操を生徒にさせるのであれば、足場屋さんに足場を組んでもらって安全ネットや転落防止柵を設置しなければ安全とは言い切れないわけです。
そんな常識も知らないでこの校長は「周囲に教員を配置させました、安全です!」と言って生徒を危険な目に合わせてしまったのです。
生徒にやらせるというのであれば、この中学校の校長や教師は自分たちでも高さ10メートルのピラミッドを実践してみれば良いのではないでしょうか?
自分たちができもしないのに偉そうに生徒を指導する資格なんてないわけです。
しかも練習でも1回も成功していなかったそうですよ、大阪府八尾市立大正中学校の運動会の組体操は。
さらに大阪府八尾市立大正中学校の父兄やPTAは教師や校長を傷害罪で訴えるべきではないでしょうか?
なぜならば、巨大な人間ピラミッドは危険であるとして各方面で注意喚起が行われていたにもかかわらず、大阪府八尾市立大正中学校の教師達は生徒に組体操を行わせたのですからね。
大阪市などでは人間ピラミッドの場合は5段まで、タワーの場合は3段までという規制ができているほどなのです。これでもまだ危険ではあると思うのですが。
それにしても大阪府八尾市立大正中学校の教師と校長は、PTAや父兄が傷害罪で訴えなくても業務上過失致死罪に問われる可能性が高くなってきましたね。
転落事故とか崩壊事故と現場では呼んでいたようですが、傷害事件なんです。
そもそも、組体操をやるのであれば一番上と一番下は教師がやるべきでしょう。
どちらにしても10段というのは常軌を逸した事を生徒に強要させたと言えるのではないでしょうか?
今回は【やはり危ない組体操!!大人数の技「ピラミッド」は教師も危ない!】ということで書かせていただきましたが、実は周囲に配置される教師も危険なんですね。
こんな危ない事を平気でやらせる校長の人格を疑ってしまいたくもなりますね。
それにしても大正中学の生徒障害事件において父兄やPTA は教師に対してどのような行動を取るのでしょうか?
ここで徹底的に責任追及しておかないと、今回の組体操で腕を折ってしまった生徒みたいに同じような重体事件が今後も続くことになりますからね。
親が子供を守るしかないのです。教師から子供を守らなければならないなんて、嫌な時代になったものです。