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運動会のムカデ競争も危険だった!組体操と同じ「骨折、後遺症」が多発

以前にこのブログでも運動会での組体操やピラミッドが危険で怪我や重傷者が多発しているという記事を書きました。

その後、ニュースや書籍などで運動会での組体操の危険性がクローズアップされて多くの人に認知されるようになってきたと思われたのですが、今度はムカデ競争による危険性が表面化してきたのです。

ムカデ競争ってご存知ですか?何人かが並んで一緒に走るのですが、紐でお互いの右足は右足で結び、左足は左足で結んで走る競技なんですね。

お互いの心を揃えてリズム良く走るのがコツとされていますが、列の途中で転び始めることが多いのが特徴のようです。

そこで今回は運動会などの競技で良く行われるムカデ競争が危険であるのかどうかと、骨折以外での怪我がどのようなものかを調べてみることにしました。

運動会のムカデ競争は危険なのか?

 スポーツ振興センターの発表によると、小学校と中学校と高校でのムカデ競争での怪我や事故を調査したところ・・・なんと1年間で約2200人も怪我人が出ていたというのです。

全体の事故件数が約100万件で、怪我や事故のうちの21%が重症を負ったというのですから組体操に負けず劣らずの危険性と言っていいのではないでしょうか?

多少の擦り傷や打撲であれば「危険」「危ない」とは言われないですよね、危険性が高いというからには骨折や頭の強打や障害が残るような事故が多発しているということなのでしょう。

ムカデ競争での怪我はどのようなものか?

 運動会でのムカデ競争による怪我は転倒による擦り傷や打撲だと私は考えていましたが、実は圧倒的に骨折が多いのですね。

安全性を調べたところ1年間で骨折を負った生徒の数は480人にもなるというのですから驚きです。

これら以外では擦過傷に加えて捻挫やアキレス腱断裂なども多いとのこと。

とにかく1人が転べば全員が転倒の危険に晒される点が事故の数を増やしていると推測されます。

特に脚と脚を紐やロープで結ぶタイプは転ぶ可能性も高くて怪我する率も高いそう。

ムカデ競争で重症化した例は?

 多少の怪我であれば誰も危険だと叫ばないのでしょうが、やはり重症を負う生徒が多発しているのは放置できないですよね。

骨折はまだマシな方で、転倒した時に頭を打って意識不明になったり・・・体が麻痺状態になってしまったり。障害者を創りだしているような感じですよね。

アキレス腱が切れてしまうというのも見過ごせない事故と言えるのではないでしょうか?

運動会の競技の危険まとめ

とにかく、普通に運動会を行っているだけにもかかわらずにムカデ競争の競技だけで1年間で400人以上もの生徒を骨折患者にしてしまっているのは確かに問題ですよね。

組体操のピラミッドやタワーでも同じことが言えるのですが、大勢で行う競技で一体感や協力感をもたらす競技では大きな事故が潜んでいると考えて良さそうですよね。

中には最近の子供の運動能力が落ちているせいだという意見もあるようですが・・・ムカデ競争や組体操では1人が転ぶと後の全員も事故に巻き込まれるという点が大きな問題なのではないでしょうか?

つまり、運動音痴が1人いて後の全員の運動能力が優れていても・・・運動音痴が転べば能力のある生徒までも道連れにされてしまうことになるのです。

しかも連鎖的に転倒しますから単独で転ぶのとは違う大きな力が掛かってしまうのでしょうね。

つまり、運動会においてはムカデ競争も組体操も危険ということになります。まして運動能力が低い子供が入っているのであれば尚更危険度が高まるということになるわけですね。

今回は【運動会のムカデ競争も危険だった!組体操と同じ「骨折、後遺症」が多発】という内容でしたが・・・

生徒が1人で走ったり跳んだりして怪我をしてしまう分には誰も文句を言うことはないと思うのです。

しかし最近の運動能力が落ちた子供を混じえて危険な競技に挑むことは本当に正しいことなのでしょうか?

しかも自分の体重だけではなくて、それの何倍もの衝撃が事故の時に掛かってくるのですから後遺症が残るようなレベルになる危険があるのは当然のことです。

しかしムカデ競争や組体操をしないと「絆」や「団結」を教育できないのでしょうか?

教員はプロなのですから・・・危ない競技を用いないでも一体感や絆を教えることができると思っていましたけどね。できないのでしょうね。もしかしたら、ただの公務員でプロフェッショナルではないのかもしれません。