最近はオール電化住宅が増えていますが、そうなると暖房は蓄暖か床暖かエアコンとなりますよね。またはこれらの併用になると思います。
しかし高気密高断熱住宅であればエアコンだけで家の中全体が暖かく暖房できるものですが、東北や北海道であれば寒冷地エアコンを選択しておく方が良いかもしれないですね。
寒冷地エアコンと普通のエアコンとの違いにはいろいろあって、霜取り運転の時間が短くなって暖房を連続できるのが一番のメリットと言えるでしょうか?
またダイキンのスゴ暖だと外の気温がマイナス15渡であっても連続運転が6時間もできたり、15分で室内の温度を20渡にできたりと暖房に特化した機能が魅力的なんですね。
パナソニックのエネチャージも評価が高いようでして、やはり霜取り運転の時間が大幅に短縮される機能がオススメであるのです。
寒冷地エアコンの価格は高い!
冬の暖房で室外機が霜取り運転をするのは東北や北海道だけだと思っている人は多いのですが、ほぼ日本全国のエアコンが霜取り運転をしているのはご存知でしょうか?
比較的に温かい地域の人は気がつかないだけということなんですね。
ところで、暖房に特化した寒冷地エアコンは冬には重宝するものでオススメなのですが価格が高いのがデメリットなんですね。
普通のエアコンと比較したら50%増しくらいの価格でしょうか。
また激安エアコンと価格を比較すると2倍から3倍ほどの価格になってしまうことも多いのです。
タイミングによっては型落ち品を激安で購入できることもあるでしょうけども、それでも安い買い物ではないわけですね。
寒冷地エアコンを買うくらいなら他の方法がオススメ
もしあなたのマイホームが本物の高気密高断熱住宅であるならば、私のオススメは寒冷地エアコンを諦めて同じ予算で安いエアコンを2台購入した方が幸せになれると思います。
つまり、リビング・ダイニングに価格の高い寒冷地エアコンを1台付けるくらいであれば・・・安い価格のエアコンを2台付けるのがオススメということなのですね。
仮に片方が霜取り運転をしていたとしても、もう1台が暖房していればそれほど寒い想いをしなくて済むわけです。
さらに広い空間に2台のエアコンが付いているのですから配置を上手にしたならば温度分布もより最適にできるわけです。
壊れたとしても安いエアコンならば気軽に買い換えることができるのもメリットと言えますよね。
寒冷地エアコンの電気代は安いのか?
寒冷地エアコンの電気代ですが、何と比較するかで高いか安いかが変わってきますよね。また外気温がどのくらい低い地域なのかによっても変わります。
ここでは外気温がマイナス20渡以下になる場合を考えてみると、どれほどの高気密高断熱住宅であったとしてもエアコン暖房のみというのはオススメできないわけです。
これは電気代が灯油代より高くなるとかではなくて、そもそも室外機が凍りついてしまったり雪に埋もれてしまうリスクが付き纏うからなんですね。
しかし、春先や秋などではエアコンだけで十分に暖かくできるでしょうから・・・
エアコンと灯油を使った石油ストーブの併用が一番良いと思われます。
いくら寒冷地エアコンとは言っても、過酷な条件で使えば電気代は大きく跳ね上がるわけですね。
もし関東圏や中部地方にお住まいの方であるならばエアコン暖房の方が電気代が安くなると思われますね。(ただし24時間全館暖房であることが条件)
寒冷地エアコンまとめ
今回は「寒冷地エアコンと普通のエアコンの違いは?価格は高いけど電気代でもオススメなの?」ということでしたが、寒い時期になりましたので暖房器具が気になってきますよね。
あなたの家が本物の高気密高断熱住宅であったとして、中部地方までであるならば普通のエアコンでも十分に家全体を暖めることができると想います。
しかし長野県から東北地方にかけての地域であるならば寒冷地エアコンもオススメとなりますね。
これが青森とか北海道となると・・・寒冷地エアコンだけでもなんとかなりそうですが、石油暖房機も備えておくべきではないでしょうか?
最新エアコンのCOP性能がどれだけ良くなろうとも、外気温が下がれば効率が低くなる運命から逃れることはできないのです。
その点、石油暖房機であれば外気温に関係なく一定のカロリーの熱量を放出してくれるわけで寒冷地では大きなメリットとなるわけです。