パークシティLaLa横浜の傾いたマンションの欠陥問題ですが、建替えや部屋の買い取りという方向の話になってきていますね。
パークシティLaLa横浜を販売しているのは三井不動産レジデンシャルでしたが、当初はマンションが傾いた欠陥の原因はレジデンシャル側にあると思われていました。(間接的には無いとは言えないと思いますが。)
しかし欠陥の原因が地盤に打ち込まれている杭の長さが短くて支持層に届いていないことだと判明した途端に、賠償の責任は現場で施工していた旭化成建材にあると言われたわけです。
旭化成建材の売上げ規模から考えると、今回のマンション4棟の建て替えと住民への損害賠償だけでも経営危機や倒産の可能性が浮上してしまうわけですね。
仮に杭の打ち込み工事不良による欠陥マンションが今後も続々と見つかる可能性を考えると、旭化成建材の倒産どころか親会社である旭化成自身の経営にも影響を与えるでしょうし倒産や破産という可能性だって無いとは言えなくなるのです。
ところがですよ、そもそも事前に地盤を調査して支持層までの距離を調査して設計をしたのは一次下請けの三井住友建設だったのですね。
しかも調査結果に基いて短い杭を発注して旭化成建材に使わせたのは三井住友建設なのです。
こうなるとマンションの欠陥の原因は三井住友建設だったという意見が出てくるわけですね。(監督業務にあたるハズの日立ハイテクノロジーズの責任はどうなるのでしょうか?)
しかも過去に工事をした物件の数を考えると、もし今回のLaLa横浜以外でも建て替えがあるとすると既に経営が困難になりつつある三井住友建設が倒産してしまう可能性は非常に高くなるのです。
三井不動産レジデンシャルが倒産する危険性や可能性
今回の傾いたマンションの欠陥によって販売元の三井不動産レジデンシャルが経営危機に陥ったり倒産したりするのではないかと心配した人もいると思います。
当初は傾いた原因がわからなかったですから、三井不動産レジデンシャル側も自己防衛の方向に動いていたのですが・・・地盤の杭の施工不良だと気がついた瞬間に「4棟全てを建て替えします、引っ越しや精神的負担の分も全て賠償&補償します!」と発表したのが印象的でしたよね。
つまりは三井不動産レジデンシャル自身に責任や原因はないと思ったからの発表内容だったのだと思います。
仮に建て替えをしたとしてもレジデンシャルが倒産することはないと思いますがね。
今回は「三井不動産レジデンシャルが倒産する?三井住友建設や旭化成建材なら倒産の可能性あり?」という内容でしたが・・・
もともとは納期の問題であったり予算の問題であったりが原因の一因ではあると思います。
しかし今回の場合はLaLa横浜を建てた時期というのも悪かったのではないでしょうか?
あの頃は姉歯事件の影響で業界がシッチャカメッチャカだった時期だったと思います。
それにしても大きな企業が倒産や破綻ということになれば、取引先や従業員なども含めて莫大な影響が出てしまいますので避けてもらいたいですよねー。