フォルクスワーゲン(VW)はもうお終いではないでしょうか?自ら破滅への道を歩んでいるようにしか見えないですよね。
アメリカにおける排気ガステストの不正によってフォルクスワーゲン(VW)のクリーンディーゼル車は致命的な打撃を受けてしまったことは記憶に新しいですよね。
巨額の制裁金が課せられることに加えてリコール費用などを考えると「倒産」の二文字が見えてくるくらいの危機的状況に陥ってしまっていたのですが・・・
なんと、フォルクスワーゲン(VW)はクリーンディーゼル車だけではなくてガソリン車の排気ガスにおいても二酸化炭素排出量にで不正を働いていたことが発覚してしまったのです。しかも新たな問題に対する費用もどれほどの規模(金額)になるかもハッキリとしないようですので破綻の可能性もマジで考えておかなければならないのかもしれません。
フォルクスワーゲン(VW)のガソリン車排気ガス不正とは?
フォルクスワーゲン(VW)がクリーンディーゼル車で行っていた不正というのはアメリカの排気ガステストをクリアするために、普段の走行時とは違う制御ソフトウェアを使ってNOxの排出量を少なく見せかけていたというものでした。
それに加えて今回問題になっているのは、NOxだけではなくて二酸化炭素の排出量も意図的に操作していたことで全対象車80万台に対して約10万台弱のガソリン車が排気ガス不正対象車となったものです。
ドイツの場合だと自動車税が低くなるのは二酸化炭素排出量が少ない車種ですので、意図的にCO2が少なくなるようにしていたものと思われます。
今回、再調査される自動車メーカーとしてはフォルクスワーゲン以外でもポルシェやアウディ、シュコダ、セアトなどが含まれていますのでまだまだ対象車種が増えていくことになるのではないでしょうか?
フォルクスワーゲン(VW) ガソリン車排気ガス不正対象車種
それではフォルクスワーゲン(VW)が排気ガスの二酸化炭素排出量において不正を行っていたガソリン車における対象車種をお知らせしておきたいと思います。
各ブランドにおける1.4リッター、1.6リッター、2リッター、3リッターのエンジンを積んでいる車種が主な対象者となります。
該当する車種をお持ちの方はディーラーなどに問い合わせしてみると良いかもしれないですね。
フォルクスワーゲン
- ポロ
- ゴルフ
- トゥアレグ
ポルシェ
- カイエン
アウディ
- A6
- A7
- まだ未判明(複数車種が対象とみられる)
ガソリン車の二酸化炭素不正でのVWの負担額は?
ガソリン車においても排気ガスの違法ソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲン(VW)ですが、その対象車種が広がるにつれて大きな費用負担が経営に重く載しかかってくることになります。
単純に今回新たに発覚した不正問題だけに対する費用だけでも約3000億円くらいになることが予測されていますが・・・
今後は二酸化炭素排出量が上がることによってユーザーが負担しなければならなくなるドイツでの自動車税もフォルクスワーゲン(VW)が支払っていかなければならなくなります。(ソフトウェアを書き換えれば免れられるかも?)
前からのクリーンディーゼル車NOx不正ソフトウェアの分の制裁金までも含めると、合計の負担額は2兆円などでは収まらないでしょうね。最終的には5兆円くらいになるのでしょうか?
排気ガスの不正が経営に与える危機
今回は「【VW】フォルクスワーゲンの不正がガソリン車でも!排ガス不正の対象車種まとめ?」という内容で書かせていただきましたが・・・
制裁金や賠償金やリコール費用の負担で倒産したり経営危機になることよりも、稼ぎ頭のアウディやポルシェのような高級ブランドにおける信頼や信用を失ったことが後々に響いてくるのではないでしょうか?
高級車としてのブランド力が大きく低下したならば、全世界での販売に打撃を与えることになるわけですね。
また、ドイツ車全体に対する信用も失いつつありますし・・・最終的には「ドイツ」自体を否定する動きに繋がる予想されもされているようなのが気になりますね!