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質の高い記事なんて書けないですっ!

やはり亞書の内容には意味が無かった?Amazonでしか売っていない亞書の内容とは

先日このブログの記事でも、「亞書って?」「 亞書刊行會とは何なのか?」という内容で書いたことがありましたが・・・最近は本の価格が高額なこともあって興味を持つ人が増えているようです。

 亞書は、Amazonでは一冊あたり64800円もの値段がついていますが売る気も無いのか一点しか販売されていないのですね。ただし全部で96巻も売りだされていることから謎だと話題になっていたのです。

しかも出版社である「 亞書刊行會」という会社を調べてみても実在していないフシが強いですし、著者であるアレクサンドルミャスコフスキーという名前も外国人っぽいのですが誰なのか全く分からないという状態だったのです。

しかし国立国会図書館の納本制度の事を知ると、 亞書がどうして高額なのか、売れてもいないのに96巻も出しているのかの謎が解けてきたのですね。

  亞書の内容とは?内容は無い?

興味深い 亞書ですが、どうやら作者である「りすの書房代表」という人が内容について説明したようなんですね。

その内容とは・・・

  • ギリシャ文字をランダムにパソコンで打ち込んだだけ
  • 文字の配列に意味は無い
  • 文章に詩的な意味とかメッセージ性は無い
  • 題名も無い
  • あくまでも文字の配列はデザイン
  • 作者名はペンネーム
  • 全く同一のページがあるのは手抜きではなくて意図したこと
  • 現在は112巻まで作成
  • 予定では132巻まで出版予定
  • 本来であれば全132巻を1冊として出版したかった
  • 本というよりも美術作品や工芸品というイメージだった

どうでしょうか?

この説明の中には価格を高く設定している理由や国立国会図書館に納本した理由は書かれていませんでしたね。

作者の説明をシンプルに表現するならば「 亞書は文章としての内容は無い」ということになるのではないでしょうか?

亞書を国立国会図書館に納本するのは詐欺ではないか?

別に作者がどのような想いで本を作成しても悪くはないと思いますが、 亞書が本であるという前提で国立国会図書館に納本されているのであれば多くの人が読める状態になされていないと「出版したという形」にはならないのではないでしょうか?

また1冊づつしか出版しないのであれば価格を高く設定した理由も謎になってしまいますよね。

さらに、美術品や工芸品のつもりで作成したのであれば・・・そもそも「本」「出版」という形に因われる必要もないでしょうから国立国会図書館に納本するのも変な気もいたします。

私の勝手な感想ですが、 亞書の内容が全く意味の無いものであることや、無駄に多くの巻を出版していることと合わせて価格を高価な設定にしていることを考えると「詐欺」という言葉しか思い当たらないのですね。

何故ならば国立国会図書館に納本すると定価の半額と送料分が作者に支払われることになるからです。

単純に計算すると 亞書を納本することによって作者であるアレクサンドルミャスコフスキー(ペンネーム)さんには数百万円もが国から支払われることになるのです。

納本詐欺を真似する人が増える?

今回は「やはり亞書の内容には意味が無かった?Amazonでしか売っていない亞書の内容とは」という内容で書かせていただきましたが、国立国会図書館は亞書の作者に返金要請をすべきではないでしょうか?

そして、もし作者が今回の行為を詐欺ではないというのであれば最低でも数百冊は出版してAmazonなり書店で販売したという実勢を作る必要があると思います。

もしこの行為を見逃していれば国の納本制度を悪用した詐欺が蔓延することになりかねません。当然ですが 亞書刊行會の真似をしてということですね。

「いわれない中傷」と作者は感じているようですが、「いわれて当然の内容」と感じるのが普通だと思うのですけどね。

盗人にも三分の理という諺が昔からありますが・・・現代でもこの諺は通用するのかもしれないですね。

別に出版するのを悪いとは言いませんが、一冊や二冊づつの出版では詐欺を疑われるのも無理はないのかもしれないですね。

私もランダムな文字を打ち込んで数千冊を納本してみようかしらね?一冊あたり100万円とかに設定して。これなら国立国会図書館も私の本には内容が無いとして詐欺扱いしてくれそうです!