兜町の風雲児と呼ばれていた男がいるらしいのですが、この男は政治家への賄賂となる一億円を銀座で落としてしまったことがあるみたいです。
その兜町の風雲児の名前は「加藤あきら」と呼ぶらしくて、仕手株を操作する般若の会を立ち上げていたのです。しかし仕手株を取り仕切る男にしては一億円を落としてしまうミスは頼りない感じがしますよね。
しかし、加藤あきらが推奨銘柄を勧める般若の会については株価を違法に釣り上げたとして強制調査が入ったようなのです。
それにしても、般若の会とはどのような集団で・・・加藤あきらはどうやって推奨銘柄を上げていたのでしょうか?気になりますよね。
般若の会とは?加藤あきらとは?
最初は誠備グループという投資集団を作った加藤あきらでしたが、誠備グループの投資資金の総額は当時の金額で500億円(現在の通貨価値では1000億円!)もあったようです。驚きの金額です。
仕手株という手法?で低位株の株価を急騰させることによって会員も増えていったとのこと。
加藤あきらが推奨して仕手株でも有名なのが「宮地鐵工所」で、200円ほどの株か僅か数ヶ月で3000円弱の値段まで釣り上げられたことがありました。
短期間でこれだけ株価が上がれば儲かるのでしょうけども、これほどの資金をどうやって般若の会と加藤あきらは集めていたのでしょうか?
般若の会や誠備グループなどを詳しく調べてみると、会員が膨れ上がる前でも医者や起業家の社長や政治家や資産家などから資金を集めていたということですからよほどの人脈を持っていたのが加藤あきらということになるのでしょうね。
昔のテレビ番組では暴力団や政治家との繋がりを感じさせる発言をしていることから、大口の資金を出せる勢力と繋がっていたことは間違いないでしょう。
しかし宮地鐵工所などの仕手株は昔のことでして、実はここ数年のアベノミクス相場に加藤あきらが出現していたというのです。
ここで作られた新しい投資グループの名前が「般若の会」というわけなのですね。
しかしここで証券取引等監視委員会から風説の流布の疑いとして調査が入ってしまったのです。
使われていた言葉としては「凄まじい爆発録を生み出す」とか「兼松日産農林のような大相場になる」というものですが、実際に新日本理化は274円から930円に。
兼松日産農林のようになるはずだった日本カーバイトは残念ながらそれほど暴騰もしなくて790円程度で終わったのです。
もう一つの仕手株はCVSベイエリアですね。
加藤あきらが風説の流布で逮捕ならば・・・
今回このブログでは「般若の会とは?加藤あきら推奨銘柄の仕手株は上がったが風説の流布で逮捕?」と題して書きましたが、私も昔は誠備グループの株価の上がりっぷりを眺めていたことを思い出しました。
仕手筋が手掛ける銘柄の急騰ぶりに驚いたものですが、その後の下落具合を見ていると手を出す物ではないなーと感じたものです。
仕手株はあくまでも手がけているグループが儲けるためのものということは忘れてはいけないと思います。
しかし般若の会の加藤あきらがネットに書き込んだような無いようで強制調査が入ったとなると・・・株価の予想をしているブログや掲示板などは全てダメってことになるのでしょうか?
しかし証券取引等監視委員会も暇ではないでしょうから、デマなども含めて各掲示板や個人ブログを監視の対象にはしないでしょうね。
あくまでも風説の流布というのは表の理由で、実際は加藤あきらから政治家や暴力団の金の流れを聞き出すことが目的だった可能性の方が強いのではないでしょうか?