最近ではドロドロ血液を防ぐために「水を多く飲め」「こまめに水を摂取しろ」と言われていますよね。
水を飲んでドロドロ血液をサラサラにすると「血栓症(脳梗塞や心筋梗塞)」を防ぐことができるのだそうです。
確かに血液がサラサラになって淀みなく流れるようになれば血管が詰まる確率は減るようなイメージですが、水を飲み過ぎることは・・・実際にはこれらの病気に効果があるどころか様々な病気の引き金になるかもしれないことはご存知ですか?
水を大量に飲んで血栓症を防ぐ指導は10年以上前から始まっているのですが、それにも関わらず脳梗塞などで死ぬ人が増えているのも証拠と言えるかもしれませんね。
脳梗塞や心筋梗塞の原因は水の飲み過ぎか?
よく考えてみると、水を飲んだからといって血液の中の水分量が多くなるのは一瞬だけではないでしょうか?体の仕組みを考えると余分な水分は汗やオシッコとして体外に排出されるので、血液中の水分濃度は一定に保たれているはずなのです。
そういう意味では、水を多くこまめに飲んだとしても脳梗塞や心筋梗塞は減るどころか増えていることに納得できますよね。
逆に、水を飲み過ぎる弊害として心筋梗塞や脳梗塞が増えている原因になっている可能性だってあるのではないでしょうか?
そう考える理由としては・・・水の大量摂取は体を冷やすからなんですね。実際には体温はある程度一定に保たれるのですが、水を常に飲み続けていると体が冷えてしまう結果になるのです。
体の表面が雨に濡れると寒くなりますが、それが体内で起きていると思えば簡単にイメージできるのではないでしょうか?
体を冷やすと言えば夏場のエアコンも同様と言えるでしょう。
昔に比べると現代人の体温は約1度低いらしいですが、これらの体を冷やす要因が増えてきていると考えるのが妥当ではないでしょうか?
それではどうして体温が下がると脳梗塞などの血栓症が増えるのでしょうか?これは日本人がコレステロールや中性脂肪を多く含む食物を大量に食べるようになったことと関係があると思われます。
牛肉の油やバターなどを考えると分かりやすいのですが、冷蔵庫で冷やすと固まりますし温めると柔らかくなりますよね。これらの脂を火にかければサラサラの液体になります。
つまり簡単に言えば、水などの飲み過ぎや体を冷やす食べ物の摂り過ぎによって体温が下がると血液中のコレステロールや脂肪が固まってしまうのです。それが血管の中に貯まることによって血栓症を引き起こすというわけですね。
水分を大量に飲む時の条件
水は飲まないことによっても大量に飲むことによっても体の健康を損ねてしまうことがあるものです。
水分をタップリ摂ると指導されることには前提条件があって、多く水を飲むからにはしっかりと排出できていることが大切になってくるのです。
簡単に言えば汗をかくことなんですね。
昔の日本人は大量に汗をかいていましたので水分も塩分も補給する必要がありました。
しかし現代人は家電製品や自動車の発達によって体を動かなくなりましたし、エアコンなどのせいもあって汗をかかなくなってしまったのです。
このような状態で水だけを多く飲むようになると体が冷えて筋肉も固くなってくるものなのです。
植物で言うなれば水のやり過ぎで根腐れになった感じですね。
つまり、しっかりと動いて汗を大量にかけば意識しなくても水が欲しくなるのです。体はそういうふうにできているのです。
体温は筋肉が動いて創りだされる熱量なのですから、まずはしっかりと運動することが大切なのです。
水を多く飲むと病気になる・・・まとめ
今回は「脳梗塞や心筋梗塞の本当の原因を教える。シッカリと水分補給すると病気になる理由。」という内容でお送りしましたが、一般的な健康に対する考え方と真逆の事を言っているので信じられない人もいるかと思います。
しかし、筋肉を使う機会が減って体温が下がってきたことが万病の元だと考えると、理屈に合っているなーと感じる人もいるのではないでしょうか?
ちなみに、米俵1俵の重さは60キロあるのですが・・・なぜこの重さに決められたかご存知ですか?その昔に成人した男でも女でも簡単に持ち運べる重さとして60キロに定められていたのですね。
現代人は米1俵を簡単には持てないでしょうけども、昔の人は誰でも簡単に持って運んでいたわけです。
これだけのエネルギーを使っていたわけですね。体を筋肉を使っていたのです。
昔の人間のような体の使い方をしたならば体温も上がりますから、その結果として血液もサラサラになることでしょう。
体温も上がれば新陳代謝も上がりますから糖尿病やガンになる確率も劇的に下がると私は思っています。
心筋梗塞や脳梗塞になりたくなければシッカリと体と筋肉を動かして汗をかくことですね。熱量を生み出す筋肉を増やして体温をあげれば血液はサラサラになります。
そうして先に出すことによって初めて水を飲む意味が出てくるのです。
「上手な水分補給で脳梗塞予防」という言葉とは真逆の事を言っているとは思うのですが、これが本当の原因・・・真実だと思いますね。