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質の高い記事なんて書けないですっ!

ルノーも排ガス不正?VW同様、クリーンディーゼルは規制逃れの詐欺エンジンか?

ルノーの株が暴落していたので何事かと思いましたが・・・ルノーとプジョーシトロエンがフランス当局からディーゼル車の排ガス不正を疑われて検査を受けたのが理由だそうです。

結果的には排気ガスの調査に関しては問題が無かったと発表されたのですが・・・

気になるのは、今回の調査に関してはフランスの警察がルノーの事務所に立入検査したというところですね。プジョーシトロエンの方については警察の立ち入り検査も無かったということ。

フォルクスワーゲンのクリーンディーゼルエンジンの排気ガス違反については詐欺ソフトを搭載する手法だったことから今回の件についても不正ソフトが使われているかどうかの調査だったと思われます。

しかし火のないところに煙は立たないとも申しますから、今回の発表を信じるかどうかで株主は悩んでいるのではないでしょうか?フランスが自国の自動車メーカーを調査しても信頼性は高くないですからね。今後、何かしらの発表が出ないとも限らないような気もいたしますね。

ルノーのディーゼル車が排ガス不正を行っていた!

フランスがルノーのディーゼル車を調べたとしても甘い検査になっているのではないかと疑心暗鬼になってしまいませんか?

実際に昨年11月には、ドイツがルノーの「エスパス1.6Dci」について調査したところNox(窒素酸化物)が欧州基準の25倍も排出していたことが発覚したのです。

フォルクスワーゲンの排気ガス詐欺の直後の事でしたので公平性を課すためにスイスの大学ででも5回も調査が行われました。その結果、ルノーのディーゼル車もVW同様の詐欺エンジンだったことがバレてしまったのです。

欧州の排気ガス規制の基準は「ユーロ5」とか「ユーロ6」とかで段階的に分かれているのですが、実際に走行させると基準値の20倍以上も汚染物質が出されているのでは規制の意味がないですよね。

結局はヨーロッパのクリーンディーゼルなんぞ詐欺目的のインチキエンジンだったということなのでしょうね。

ハイブリッド車を作れないがためにクリーンディーゼルに走ったのでしょうが、そのディーゼルエンジンにおいても技術が不足して作れなかった。そしてユーザーを騙す詐欺エンジンに仕立てあげたという構図なのでしょうね。

日産のクリーンディーゼルは大丈夫なのか?

面白いのは、フォルクスワーゲンがアメリカの排気ガス規制を不正ソフトによって逃れていたことが発覚した時に・・・日産のカルロス・ゴーンは「フォルクスワーゲンのクリーンディーゼル排気ガス不正問題はアメリカの陰謀だ!」と叫んでいたわけですね。

しかしその後、ルノーのエスパス1.6dCi がユーロ6の基準を遥かに超えた窒素酸化物を出していたことが明らかになったわけですが・・・そうなると心配なのが日産のクリーンディーゼルの排気ガスは大丈夫なのかということですよね。

実はフランスのルノーと日本の日産とは資本提携をしていて、以前に日産が倒産しそうな時にルノーが助けてくれていたのです。

しかしお互いに技術をある程度は共有していたということで、心配になるのが日産車にルノーのクリーンディーゼル技術が使われているのかどうかということです。

エクストレイルのクリーンディーゼルが問題

実は以前の日産のエクストレイルのクリーンディーゼルエンジンはルノー製だったわけです。

しかし今の新型エクストレイルにはクリーンディーゼルは使われていなくてハイブリッドに変更されているのです。

今となって考えれば、日産の技術陣はルノーのクリーンディーゼルエンジンの排ガスに問題があることを途中で見ぬいていたのではないでしょうか?

あくまでも予想ですけどね。

マツダのクリーンディーゼルの不正は問題ない?

ルノー製ディーゼルエンジンが黒だとなるとマツダのクリーンディーゼルも心配になるのですが、マツダのスカイアクティブクリーンディーゼルエンジンは他の自動車メーカーとは仕組み自体が違っているのです。

そんなマツダのクリーンディーゼルでもアメリカでは販売されていませんから、実は排気ガスの汚染物質の排出は思っているよりも多いのかもしれませんね。

ルノーの排ガス不正問題まとめ

今回は「ルノーも排ガス不正?VW同様、クリーンディーゼルは規制逃れの詐欺エンジンか?」という内容で書きましたが、結局はヨーロッパ自動車メーカーの開発力など所詮はこの程度という事を実証してしまった結果となりました。

今回の検査では不正ソフトの使用は無かったという発表ですが、どちらにしてもハイブリッドと比較すると汚染物質の排出は多いということが明らかになってきたと思います。

よくよく考えてみればですよ・・・そもそも軽油の精製度がガソリンよりも悪いわけですからガソリンエンジンよりも排気ガスが綺麗なわけがないですよね。

以前の黒い煙を出すヂーゼルエンジンと比較するとマシという程度なわけですね。

ヂーゼル車を普及させたいのであれば軽油の精製度を上げるしかないと思いますが・・・石油会社は莫大な設備投資をしなければならないので、やらないでしょうね。