最近ではドコモもソフトバンクもスマホの二年縛りをやめる予定を打ち出してきていますが、これは国の方針に仕方なく従ったような感じになりましたよね。
しかし私の予想ではソフトバンクは次にはかなり大胆なプランを打ち出してくるものと考えています。今までもソフトバンクは大胆な経営方針を打ち出してはきていましたが・・・今回も若者を中心に人気を集めるようになるかもしれないという期待を持ってしまうものになりそうです。
ちなみに、孫正義はタイムマシン経営という言葉を使っていたくらいアメリカの動向を素早くキャッチするのが得意なのですが・・・
今回、アメリカで急激に成長している企業が出てきたことに気が付きましたので・・・おそらくは孫正義の次のタイムマシン経営の手本となるものと予想したのです。
その企業というのは、実は「T-mobile」の事なのですね。
アメリカ携帯電話会社「T-mobile」の成長が凄い
「T-mobile」は孫正義が買収しようとして失敗したアメリカの通信企業ですが、この「T-mobile」のアメリカでの勢いが凄くなってきているのです。
どのくらい凄い成長なのかと言えば、10年以上も業界最下位だったのに、ここ2年ほどで米スプリントを追い越して3位に踊りでたくらいですね。
また契約者の増加(純増分)も凄くて、業界1位のVerizonをあと一歩で追い詰めるというような勢いなんですね。
孫正義は万年最下位の「T-mobile」と買収したスプリントを足して業界3位の地位に着かせようとしていたのですが、孫正義が動かなくても急激に成長し始めたのです。
その影にはいろいろな理由があるのですが、「T-mobile」大成長の原因を次で説明していきたいと思います。
「T-mobile」が急成長した理由
ハッキリと言えば「T-mobile」が急成長した原因はCEOの「ジョン・J・レガー」の方針が大当たりしていることにあります。
既存の携帯電話事業者がやっているような事はやらない、もっと新しい事をするという行動が若者を中心として受け入れられているのですね。
そこで「T-mobile」が急成長した理由のいくつかをピックアップしてみたいと思いますね。
- 二年縛りをやめた。二年以内の解約の時はスマホの買い取りと返却を選択することができる。
- 海外に出掛けていてもオプション料金無しで「データ通信」「音声」「SMS」を使うことができる。
- 音声品質を上げる技術を導入する。
- MNPで移ってくる場合は以前のキャリアの中途解約手数料を負担する。
- 音楽の聴き放題サービスのデータ通信料は、毎月のデータ量には反映しない。
- ネットフリックスなどの動画配信サービスを使用してもデータ通信量には反映しない。
- 使っていないデータ通信量は次の月に繰越しできる
どうでしょうか?
これだけの事をしたならば、そりゃーMNPの流入の純増者数は大きく伸びるでしょうね。
特に下の2つは(音楽や動画配信サービスのストリーミングはデータ使用量に反映しない)若者にとっては凄く魅力的でしょうね。
「T-mobile」はこれだけの事をしたからこそアメリカ国内でのシェアを急拡大させているわけですね。
ソフトバンクは必ず「T-mobile」の手法をパクる
さて、私の予想ではアメリカ携帯電話事業者「T-mobile」がシェアを急拡大させたこれらの方法は・・・必ずソフトバンクの孫正義がパクると思っています。
日本の既存の通信事業者の場合は、「音楽」「動画配信」のデータ通信量を使い放題にするという方法は決断できないものだと思いますが・・・ソフトバンクの孫正義であればやってしまう可能性が高いのではないでしょうか?
もしくは日本国内のシェアを一気に奪いたいと考えているMVMO業者とかはやりそうですよね?
しかしタイムマシン経営を行ってきた孫正義が一番やりそうな気がしまうけどね・・・。 Huluやネットフリックスだけではなくて、dアニメストアやdTVなども対応させそうですし、音楽聴き放題も各サービスに対応してくれると一気に若者はなびくことになるでしょうね。
ソフトバンクのデータ通信量プランの変化についてまとめ
今回は「次にソフトバンクが打ち出すスマホプランの特徴を予想してみる。データ通信料が変わる!」と題してお送りしましたが、やはりアメリカ「T-mobile」の方針は若者が支持するものですよねー。
家の中であれば光回線で使い放題なのに、家の外に行くとデータ通信量が気になって「聴き放題」や「見放題」のサービスを存分に楽しむことができていないわけですからね。
もしTモバのような事を日本の事業者が行えば、さらに「◯◯放題」という定額サービスが人気を得るようになるのではないでしょうか?