三菱自動車の燃費不正ですが、1991年から25年間も適正ではない燃費データーを用いて不正を行っていたことが発覚していますが・・・
ユーザーへの賠償として「燃費不正対応車の買取り・燃費不正部分の改修・不正による燃料の差額の保証・・・」などが考えられていますが、これらの賠償金の総額は天文学的金額になるのではないかと言われています。
今後の三菱自動車はシャープのように海外企業に売り飛ばされるか倒産&破綻する道しかないように見えますが・・・
どうして一流企業の社員や経営陣達は平気な顔で不正を行うのでしょうか?一流大学を卒業してきた人が舵取りをするとどんな大企業でも傾いて倒産してしまうことが徐々に分かってきた感じですよね。
三菱自動車が燃費不正で払う賠償は?
三菱自動車が販売していた軽自動車「ekワゴン、ekスペース、日産デイズ、日産デイズルークス」に対して燃費表示で不正を行っていたことが問題になっていますが、不正内容は実際の燃費よりも1割ほど表示される燃費を良い数字にしていたというものです。
現在のところ、対象車の数は60数万台ほどになると見積もられていますが・・・
三菱自動車が課せられる損賠賠償がどのくらいになるのか想像もできない金額になると言われるようになっているのです。
そこで気になるのがどのような損害賠償があるのかということですが・・・
- 不正車両の買取りや損失補償
- 想定されるガソリン代の差額
- 実際の燃費になるようにするリコール費用
- 販売先の一つである日産への損害賠償
- 株主に対する株価下落による損失補償
- 当局からの反則金
- 環境に良い車だとして受けていた軽減税の返還
- 輸出していた国への損害賠償
これほどの賠償額となると三菱自動車が倒産しかねないほどの金額となるのですが、最悪なことにこれらの不正は1991年から続いていたというのですから・・・不正の対象車は軽四の4車種には留まらない規模になりそうなのです。
25年間も不正を行っていて、その間に何人かの社長が入れ替わっているのですが・・・絶対に社長たちは不正の内容を知っていたハズなのです。
現在の社長は平気な顔で「知りませんでした」と答えていますが、tップとして責任を取ろうという気持ちは全く感じられないですよね。
それどころか過去の社長たちトップが不正を命じていた可能性だって高いと思われているのですから。
とにかく、三菱の他の車種へも不正問題が飛び火していくことも考慮すると・・・今後は次々と倍賞が課せられることになっていくことになるでしょう。
三菱自動車が倒産&破綻する可能性
燃費の数字を良い方に偽装するというのは単純なことのようですが、消費者を欺く詐欺企業としての闇を探ろうとなると・・・闇が深すぎてどこから探っていけば良いのかわかないくらいの問題でもあるのです。
もしかしたら過去の社長達も薄々は気がついていたのかもしれないですが、見て見ぬふりをすると決めたのでしょうね。
しかしシャープや東芝を見ればわかりますが、サラリーマン社長のトップが知らぬ存ぜぬで過ごしているうちに問題は大きくなって・・・最終的には倒産したり解体されたり海外企業に売却される運命となってしまう時代になっているのです。
しかもグローバル化が進んでいることから、儲ける時は利益も大きいのですが一つ問題が出ると損失の金額も半端でないものになってしまうのですね。
賠償金の金額を想像すると三菱グループが三菱自動車を助けられるとは思えないものとなっています。
三菱重工も三菱商事も三菱UFJ銀行も、どこも経営に苦しんでいますので三菱自動車を助ける余裕はないと考えていいのではないでしょうか?
仮に三菱自動車を助けたとしても消費者は今後は他のメーカーに乗り換えることは簡単に想像できますからね。
こうなると、下手に三菱自動車を救済するよりも倒産させてしまった方が三菱グループとしては身軽になるというものではないでしょうか?
もしくは破綻&解体させて売り飛ばせる部門は売却してしまう方が良いと思うのです。
もともと高い給料を貰っていた従業員はリストラさせてしまえばいいのですし、その中でも優秀な従業員だけは他の三菱グループへ移してしまえばいいだけです。
国としても三菱自動車は過去に何度も不正を行っている企業であることから救済に動くことは国民の同意は得られないと判断しているハズです。
これらのことを総合して考えると、三菱自動車は倒産もしくは破綻処理するのが最適なのでは?
三菱は何故に燃費不正を行った?
車の燃費なんてものはハッキリとしないもので、外的条件が違ったり運転の仕方によっては10%や20%ぐらいは簡単に違ってくるものなんですよね。
それなのに三菱自動車は燃費を良い数字にすることにこだわっていた理由が、数字が良くないと売れないからなわけです。
そういう意味では今回の三菱自動車の燃費不正問題は確信的なものであることはハッキリしているのですが・・・
問題は、日産が三菱自動車に燃費の違いを申し入れしたことに対して・・・その情報が現場で止められていたことにあると思うのです。
仮に報告したとしても偽りの情報であったり不正を隠すような隠蔽体質が治らないことが大問題なわけです。
過去にもエンジンが燃えたりタイヤが脱落する欠陥車を次々に作り続けた三菱自動車ですが、その時に表面化した隠蔽体質は平成になった現在でも改善されることはなかったわけです。
そういう意味では技術者やその上司が燃費不正を行った理由にも、隠蔽体質である企業体質が残っているというのが一番に考えられることですよね。
三菱自動車の倒産や破綻まとめ
今回は「三菱自動車に倒産の可能性!燃費不正問題では三菱グループも救済せずに破綻か?」ということでしたけども、三菱自動車を始めとして三菱グループの他の企業も・・・既に過去の栄光にすがりついているゾンビ企業と言えるのではないでしょうか?
働いている社員やトップは一流企業だと思っているのかもしれないですが、消費者からは信頼もされず倒産しても誰も困らない企業に成り下がったとみていいと思うのです。
東芝もシャープも三菱自動車も、立派な大学を卒業した社員を入れているハズなのに落ちぶれていく・・・
逆説的に言えば、ペーパーテストで点が取れるだけの学生を優先的に入社させるから衰退していっているように見えますよね。
優秀って言ったって、ただテストで点数を人より多く取れるというだけの能力なわけです。
学校の成績には「正直」「誠実」「ガッツがある」「未開拓な事に突き進む」なんて項目は入っていないわけです。
仕事をする上で大切な項目を見ずに採用しつづけるのですから・・・最終的には要領の良い人ばかりが大企業に集まる結果となりますよね。
そういう意味では、倒産して当然なのかとも思えますけども。