スーパーでもチリ産サーモン(養殖鮭)が売られていますし、外食産業でもチリ産サーモンは多く使われているのはご存知でしたか?
しかし、最近になってチリ産サーモン(養殖鮭)の安全性に疑問が投げかけられているのですが・・・危険な理由が養殖に使われる大量の薬品や抗生物質や殺虫剤なんですね。とにかく量がヤバイとのこと。
チリは世界でも有数のサーモン(鮭)輸出国ですが、それだけの大量の鮭を養殖するからには薬まみれにしないとできないでしょうね。その薬品漬けの鮭が消費されるのが日本というわけですが安全性を気にして輸入養殖サーモンは食べないようにしているという人も増えてきています。
一説によるとサーモンを養殖しているチリの地元の人達は、自分たちの養殖場の鮭を危険だから食べないとも言われています。
それでは、チリ産サーモンの養殖にはどれだけの危険な薬品や抗生物質が使われていて・・・どれほど危ない食品なのかを説明してみたいと思います。安全性は超ヤバイレベルかも?
養殖チリ産サーモンは危険?危ない薬品って?
天然サーモンと比較すると養殖サーモンは狭い養殖場で飼育するために・・・病気を防ぐための薬剤や抗生物質を大量に与えられることになりますよね。
さらに多くの餌や危険な薬品を海に投入することによって、養殖場近海の水質汚染が進んでいることも事実なのです。これはチリ産であろうがノルウェー産であろうが同じことですよね。
しかしそれは天然のサーモン(鮭)と比べたらという意味で、豚や牛や鶏のなどの場合だと誰も天然豚や天然牛を求めることはないわけですからね。
抗生剤が入った餌で育てた牛や豚は喜んで食べているわけですから、何もチリ産の養殖サーモンだけが危険というわけではないのです。
確かに養殖する時には速く成長させるための成長ホルモンや抗生物質を与えていたりするわけですから・・・できることなら食べない方が安全とは言えますけどね。(そうすると安い価格で食べられなくなるデメリットがある)
ところが、これが生食となると違ってくるわけで・・・
水温が高い地域でのサーモンの養殖を可能にしたのが殺虫剤「エマメクチン安息香酸」と抗生物質「オキシテトラサイクリン」でして、サーモンに寄生する虫を防ぐために大量の危険な薬剤が使われているのが現状なんですね。
生食の場合は、アニサキスや裂頭条虫などの寄生虫なども要注意になってくるわけです。
ちなみに、サーモンに与える餌には・・・
- 人工色素
- 遺伝子組換え原材料
- 殺虫剤
- PCB(ポリ塩化ビフェニル)
- フナムシ用の殺虫剤、薬品
どうでしょうか?これを知ったうえで食べる分には誰も文句は言わないわけです(笑)
ノルウェー産サーモンは安全なのか?安全性は?
チリ産の安全性を疑って危険だとするならば・・・ノルウェー産養殖サーモンなら安全なのかという話しになりますよね?
チリと比較するとノルウェーは寒い国ですから寄生虫を防ぐための薬品や抗生剤の投与は少なくなると考えて良いでしょう。
しかしサーモンを狭いエリアで大量に養殖する限り、危険と思われている薬品や抗生物質を使わないわけにはいかないのです。
そういう意味では、気にする人にしてみればノルウェー産サーモンも危険な食品だということになりますね。
でも、稚魚の段階で麻酔薬とかワクチンとは打っているのですけどねー。
養殖サーモン有害説はデマ?着色の危険性は?
チリやノルウェーの養殖サーモンは危険で有害だという説がある一方で、それとは逆に・・・危ないというのはデマであるという説もあるのですね。
ノルウェーでもチリでもサーモンの養殖はブランドを維持するために国からの管理が厳しくなってきています。
そういう意味においては、養殖に必要な殺虫剤や抗生物質や麻酔薬とかワクチンなどは必要最低限の量が決められているわけです。
ちなみにピンク色を出すための色素がエサに入っていますが、カニなどの赤色の元となっているアスタキサンチンであることが多いため安全性という面では心配しなくても大丈夫かと思います。
チリ産サーモンの安全性まとめ
今回は「チリ産サーモンの安全性がやばい!養殖で危険な薬品が?抗生物質も危ない」ということでしたが、危ないと思えば危険な食材と言えるかもしれませんね。
それとは逆に安全性が高い食品だと思って食べれば・・・別にヤバくもなんともない安全な食品と言えるのが養殖サーモンではないでしょうか?
何事も「量」が問題になってくるわけで・・・毎日大量に食べるものではないことが安心材料と言えるのでは?
日本人にとって毎日大量に摂取するのが「水・空気・米・小麦」なわけで・・・こちらの汚染を最初に疑うべきだと思います。
仮にチリ産やノルウェー産の養殖サーモンが「水銀、PCB、カドミウム、DDT、ダイオキシン」などで汚染されていたとしても、年間で食べる量を考えると気にしないで良い部類に入ると思いますね。
危険な薬品ややばい抗生物質が使われていて、海の水も汚染されているかもしれないけれど・・・食べる量を考えれば安全性は高いというのが落ち着きどころではないでしょうか(笑)