イギリスがEUから離脱することが決まってからは、為替も株も凄く変動しましたが・・・これが金融不安に繋がるのではないかと恐れている人が増えていますよね。
実際に恐怖指数と呼ばれる数字も急激に増えていますので、投資家達はパニック状態に陥っていると言っても過言ではありません。
それほど大騒ぎになったイギリスのEU脱退ですが、英国民の声が決めたという感じではないのですよね。投票率が約72%だったこともありますが、得票率が「離脱」が51%で「残留」が49%だったということで僅差だったこともイギリス国民にわだかまりを持たせる要因になったと思われます。
ここで登場してきた面白い声が「2回目の国民投票をすべき!」というものです。つまり再投票でやり直せということですが・・・極端な意見ではロンドンだけ独立してEUに残るというものまで出てきています。
これは面白くなってきましたね(笑)
イギリスEU離脱国民再投票?2回目やり直し?
イギリスがEUヨーロッパ連合が離脱したことによって脱退派は大喜びしていますが、早くも2回目の国民投票でやり直しをしようという声が挙がってきているようです。
実際に国民投票のやり直しや再投票に署名するためのサイトがアクセス数の増加による負荷に耐え切れずにダウンしたということですから再投票の可能性を感じてしまいますよね。
現在のところは30万件近くの2回目再国民投票を求める請願が集まっているようですが、現時点でやり直しする可能性は高くはないとのこと。
そもそも国民投票で決まったことを再びやり直すことができるのかということですが、投票率が75%以下で勝利した方の得票率が60%以下だった場合にやり直しを求めることができるとしていたようです。
しかし2度めの再投票の請願が採択されたというニュースは入ってきていませんので・・・今のところは絵に描いた餅といったところでしょうか?
よく考えてみればわかりますが、再投票を行うということは民主主義に反することですからね。簡単に2度目の国民投票をやり直すということはないと思われます。
ロンドン市がイギリスから独立?ロンドンがEU残留 ?
ロンドン市長が驚くべき発言をしているのはご存知でしょうか?その発言内容が「ロンドン市はイギリスを独立してEUに残る!」というものですが、既に数万人規模の署名が集まっているようです。
なぜロンドンでこのような意見が出るのかと言うと・・・イギリス全体ではEUからの離脱に約51%の人が賛成したわけですが、ロンドンだけに限って見てみると約60%の人が残留を支持していたからなんですね。
これには北アイルランドとスコットランドでも似た傾向が出ていましたよね。
だからといってロンドン市長がイギリスからのロンドン独立を述べるのはどうかと思うのですけどね。大人げないです。
EU離脱で脱退手続きやユーロとポンドはどうなる?
さて気になってくるのがイギリスがEUから離脱することによって、今後はどのような手続きや経緯で脱退が決まっていくのかということと・・・ユーロやポンドがどうなっていくのかですよね?
基本的にはイギリスのEU脱退の手続きに関してはヨーロッパ連合条約50条の内容にしたがって進められていくものと推測されます。
キャメロン首相が脱退を通告してから2年の間で様々な協定を結んでいくことになるのですが、もし協定が決まらない場合には様々なメリットを失って加盟国だった地位も失効してしまうことになります。
キャメロン首相の発言では、すみやかに脱退宣言を行い協定交渉に入ると言っていましたが・・・辞任するので協定交渉は次の首相が行うべきだとも言っています。
そして主要通貨であるユーロとポンドですが、ユーロは底堅く推移すると予想されていますが・・・ポンドはジリジリと値下がりしていくことになるでしょうね。
イギリスEU離脱2回目やり直し再投票の可能性まとめ
今回は「イギリスEU離脱で再投票の可能性!ロンドン独立や2回目やり直し国民投票ってアホか」ということでしたけども、ここで心配になってくるのが・・・
次の選挙でEU残留を支持する政党が勝ってしまったらどうなるのかということですよね。
実際に離脱してから選挙になるのか?それとも離脱の前に選挙になるのかは分からないですが・・・今回の結果と逆の政権や首相になったら脱退は無しになるのでしょうか?
もし脱退していたならば、ヨーロッパ連合に再加盟するのでしょうか?もしそうなったら世界中から笑われることになるでしょうね、アホです。
もう無茶苦茶だと言えるほどに混乱しているイギリスですが、かつて世界中を植民地にした罰が襲いかかっているのかもしれないですね。
奴隷として使っていた人たちが今になって移民や難民としてイギリスにやってきたからといって怒るというのもどうかと思いますね(笑)