世界中の金持ちがタックスヘイブンを利用することで合法的に脱税していることを暴露したのがパナマ文章ですが、日本人の名前が700人近くも記載されていることが発表されましたね。
当初の日本人リストや名前一覧を見ていると数十人しか見つけられなかったようですが、2016年11月現在の最新リストの情報によれば・・・合計で716人もの有名人がパナマのタックスヘイブンに資産を移動していたことが判明いたしました。
タックスヘイブンで脱税していた著名人の中には、TKこと小室哲哉や・・・漫画キャンディキャンディの著者である「いがらしゆみこ」の名前も記載されていたようです。何故か国内の政治家の名前は入っていなかったようですが、パナマ以外のタックスヘイブンを利用しているだけとも考えられますよね。
今までならば、日本の資産家は公然と脱税行為をできていたのでしょうけども・・・財源不足の国が本気を出したならば、今後は次々と課税されていくことが期待されていますね。
パナマ文章に記載された日本人とは?
国際調査報道ジャーナル(ICIJ)が調査したところ、パナマ文章に記載されていた日本人は約700人(716人)にもなることが判明したしました。
パナマ文章とは、パナマの法律事務所を利用して脱税していた顧客データーが流出したものですが・・・その中には会社役員や医者や弁護士などの名前が多く含まれていたようですね。
暴力団や私大の理事長も租税回避を目的としてパナマに資金を移動させていたことが明らかになっていますが、その中の有名人としては「小室哲哉」「いがらしゆみこ」が目立つ存在だったようですね。
小室哲哉は音楽プロデューサーとして有名ですし、「いがらしゆみこ」はキャンディキャンディの作者として人気でしたよね。
いずれにしても、小室哲哉も「いがらしゆみこ」も見に覚えがないことで知らないと語っていますがね。
パナマ文章って何?
世界中の権力者や金持ちがタックスヘイブンを使って資産を隠し租税回避していたことが暴露されたのが「パナマ文章」なのですが、中米のパナマの法律事務所「モサックフォンセカ」のパソコンから流出したデータの中には20万社を超えるペーパーカンパニーの名前が記載されていたのです。
パナマ文章には日本人の名前も多く入っていたのですが、イギリスのキャメロン首相やロシアのプーチン大統領の名前だけでなくアイスランド首相やスペインの大臣までもが課税逃れをしていたことによって世界中で国民から反発を招くことになっているのです。
パナマ文章に記載された日本人まとめ
今回は「パナマ文章の日本人は716人!小室哲哉やキャンディキャンディいがらしゆみこも!」ということでしたが・・・
貧富の格差が各国で大きくなってきているのですが、それを調整することができるのは国家だけなんですよね。
利益を得た人から税金を取り立てて貧しい人に配るのが福祉国家なのですが、金持ちがパナマなどのタックスヘイブンを使って税金を払わなくなれば福祉国家の仕組み自体が崩壊することになります。
さらに税不足に陥った国は、その不足分を補おうとして消費税をアップさせることになるのですが・・・消費税って貧しい人も払わなければならない税なんですよね。
金持ちも企業も溜め込んだ金を海外に逃がすわけですから、いくら日銀が金融緩和しても国内に金は回らないってもんですよね。
今回の調査ではパナマ文章に国会議員の名前は記載されていないことが判明いたしましたが、世界には数多くのタックスヘイブンがありますので・・・たまたま国会議員が使った租税回避地がパナマじゃなかっただけの可能性が高いですよね。
日本に限ってみれば、消費税を上げようとするまえにタックスヘイブンにある金持ちの資産に課税する方が先だと思うのですね。
金持ちが金を稼ぐのを否定するつもりはないですが、日本で税金を収めないのであれば・・・税金で作ったインフラを使わないでもらいたいと思います。
道路も水道も下水道も・・・パナマ文章に名前のあった716人の日本人は使うなよ!税金を払えば道路を通らせてやるよ!
空港も鉄道も使うなよ!
日本人の大多数の庶民は、金持ちに対してこれぐらいは言う権利はあると思いますね!
それにしても・・・キャンディキャンディ作者の五十嵐由美子ですが、「いがらしゆみこ美術館」まであるような人が税金逃れの名簿に名前が記載されていることについてどう考えているのでしょうか?
ファンは情けない気持ちになっていると思いますよ。