倒産する倒産すると言われてきた東芝ですが、2017年いよいよ破綻しそうな感じになってきました。
2017年になって倒産や破綻の現実味が出てきたのですが、2月14日の決算発表ができないという事態で倒産が確実視されるようになったのです。
決算発表は最大で1ヶ月の延期ですって・・・笑えます。
仮に、東芝は破綻しなかったとしても粉飾決算で上場廃止か経営陣の逮捕は免れないところまできていますね。
破綻の最大原因はアメリカと経産省から押し付けられた原子力発電会社ウェスティングハウスの「のれん代」ですが、それ以外にも様々な問題が噴出しているようなのです。
東芝、倒産か?
東芝は最終損益はマイナス3900億円で1500億の債務超過で発表するつもりだったのでしょうが・・・その損失額について監査法人がNOを突きつけたのです。
ということは、東芝にはさらに多くの損失が隠されているということなのですが・・・経営陣がなぜ隠したかったのかと言えば、正直に発表してしまえば倒産すると考えたからではないでしょうか?
ここまで危機的な状況に陥ったのはWH(ウェスティングハウス)とS&Wのせいなのですが、この関係がまさに「泥沼」と言えるもので・・・まだまだ多くの損失を出す可能性が高いわけです。
買収したWH(ウェスティングハウス)の内情について、実は東芝の幹部も経産省も把握していない可能性が持ち上がっていることも疑惑を深めている一因になっているようですね。
さらにここにきて東芝の倒産が確実だと思える問題が出てきて・・・
実は、LNG事業についても1兆円近くの損失が出る疑惑が持ち上がってきているのはご存知だったでしょうか?
毎年220万トンの液化天然ガス(LNG)を20年間に渡って引き取る契約をアメリカの企業と結んでいたのですが・・・LNGを買ってくれる企業が見つからなければ価格を下げていかなくてはならないのです。
こういう長期間に渡る契約は資源取引においては普通のことなんですが、最近では液化天然ガスの市況は低迷していますので売り先を見つけるのも容易ではないのです。
もう東芝は倒産するか解体されるかしか道は無いように思えますけどね。
しかし既に、利益が出ているハズの半導体事業も売却するとのことで・・・ほとんど何をする会社なのか分からなくなってきていますよね。本当に潰れるんじゃないですかね。
東芝は破綻しない?
東芝は倒産も破綻もしないという人がいますが、そう考えるだけの理由があるってことですよね。
東芝が倒産しないとする理由・・・それは株価です。現時点で約205円。2016年の最安値が158円ですので、割ってないわけです。
急落しているのに、倒産や破綻の噂が出ているのに株価が踏みとどまっている理由・・・それはGPIFが買っているからなんですよね。
GPIFって「年金積立金管理運用独立行政法人」のことです。
つまり、皆さんが納めている年金を使って潰れるかもしれない東芝の株を大量に買っているわけですね。
国が関与しているから潰れない、つまり破綻しないと考えて株を買っている人も相当にいるのではないでしょうか?
逆に言えば、こんな危機的状況で買える人でないと大儲けすることはできないのでしょうけどね。
東芝、粉飾だよね。なら上場廃止
もうハッキリ言えば、東芝は粉飾決算をしていますし、していました。
不適切会計なんてものではありませんし、上場廃止の可能性なんてレベルのものではありません。
粉飾で上場廃止になるのが当然なところなのですが・・・なっていませんよね。
しかし2017年において、四半期報告書の提出が遅れたならば・・・3月いっぱいまでに負債が資産を超えて債務超過を解決できなかったならば東証1部から2部に格下げです。
これが1年間続けて債務超過ならば上場廃止です。当然。
株価がどうなるか分かりませんが、投機家のおもちゃにされるのは間違いないでしょうね。
ライブドアは上場廃止で社長が逮捕されたのに
マー皆が思っていることですが・・・ライブドアのホリエモンが粉飾で逮捕された時の金額は53億円だったのですね。
それに比べて東芝は、2016年の段階で既に1570億円も利益を過大に計上していたんですね。
それなのに未だに東芝の経営陣が逮捕されることはないわけです。不公平なんてものではないですよね。刑事責任を追求すべきではないでしょうか?
ちなみに大企業だから逮捕されないというわけでもなくて、オリンパスの時は1100億円で逮捕でしたし、カネボウは2000億円で逮捕でしたよね。
それでは東芝とライブドアなどの刑事事件になった場合とで比較すると何が違っているのでしょうか?
表向きの理由としては、投資家に与える影響の大きさが違っているというものらしいですね。笑えますが。
ライブドアの場合は赤字だったのを黒字に粉飾したことが重要だったようです。簡単に言うと「故意」に粉飾したことを証明することが簡単だったわけです。
それに比べて東芝の場合は赤字を隠すことが目的ではないと認定されていて、原因は企業体質だとされているんですよね。
しかし実際は、経産省が東芝を騙してウェスティングハウスを買い取らせたということや・・・丸紅の勝俣が裏切った経緯などを考慮して見逃されているだけなんだと思いますね。
丸紅の勝俣って弟の方なんですが、兄は東電の社長「勝俣恒久」なんですね。
結局はグルなんです。ズブズブです。東電だって・・・ほんの僅かな安全対策費用を惜しんだがために東北の広範囲を放射能で汚染させてしまったわけですからね。
それでも誰も逮捕はされてはいないわけですから。
逃げてしまって、最後は天下りしてヌクヌクと暮らしていくのです。
東電の経営陣も同様です。
同じような不正をしてもライブドアの堀江貴文は「粉飾」。東芝の場合はあくまでも「不正会計」。
今頃ホリエモンは、バカバカしくてやってられないと思っているのでは?
東芝の倒産と上場廃止まとめ
今回は「東芝は倒産?破綻しない?粉飾で上場廃止か経営陣の逮捕は確実か!」という内容でしたけども・・・東芝なんて潰してしまっても一般人には何も問題はないのですよね。
しかし大きすぎて潰せないだとか、海外の原発を受注しているから倒産しないなんて事も噂されていますよね。
まー、倒産はしなくても上場廃止になる可能性はありますが・・・そうなれば従業員の給料はどのくらい減るのでしょうかね?
ボーナスは無しになる可能性は高いですけどね。
さてさて、給料やボーナスやリストラも含めて・・・東芝はどうなるのでしょうか?