ロードバイクに乗っている人ならパワーメーターが欲しいなーと思ったことがあるのではないでしょうか?
昔はプロが使う計測機器でしたが、現在ではホビーレーサーでもパイオニアなどのパワーメーターを付けて計測しながら乗るようになってきましたよね。
各社がパワーメーターを出していますが、その仕組みによってパワーを測る精度に違いがあったり・・・手軽さや価格にも違いがあって、選択肢としては決め手に欠ける感じだった感じでしたよね。
しかしここ数年だけで言えば、パワーメーターのスタンダードは間違いなくパイオニア製だったわけで・・・ペダリング効率が計測&表示されることが大きなメリットとなっていました。
でも、パイオニアだけでなくどのパワーメーターも価格が高いというデメリットは解消されなかったわけで・・・なかなか気軽に購入できるものではなかったのです。
しかし、ここにきて登場したのがチューブのバルブに取り付けるタイプ(バルブキャップタイプ)のパワーメーター「AROFLY」で、価格が驚くべき安さになっているので注目が集まっているのはご存知でしたか?
さてさて、バルブキャップでどうやってパワーを計測しているのか?また精度や評判はどうなっているのでしょうか?
安いパワーメーター「AROFLY」が発売!
AROFLYは自転車のタイヤチューブのバルブにセンサーを取り付けるタイプのパワーメーターですが、驚きなのが低価格です。
激安パワーメーターと言われるだけあって、価格は脅威の17280円(税込み)です。
しかし、通常はパワーメーターの仕組みとしては・・・力が直接関係する場所にセンサーを取り付けるのが普通なんですよね。例えば、ペダルやクランクやハブなどです。
これがバルブキャップでパワーを測ることができると言われても、どんな仕組みなのか理解できないという人は多いのではないでしょうか?
AROFLYの重量は約10グラム前後で、電池にはCR1632を使用しています。
パワー計測の仕組みとしては、ペダリング時の空気圧の変化を演算してパワーを算出するという方法になっていますね。
ペダルを踏み込んだ時の空気圧の違いを測定して、パワーだけでなくケイデンスや速度や走行距離をも知ることができることに驚きを隠せませんね。
(AROFLYの仕組みでは固定ローラーでは計測できない点に注意が必要となります、また3本ローラーでは時速50キロ未満に限り計測が可能となっています。)
現在、AROFLYで計測されたデーターはスマホのアプリで表示する仕様となっていますが・・・近いうちにAROFLYサイコンが発売される予定があるみたいですね。このサイクルコンピューターには高度計とGPSが積まれるようです。
AROFLYの欠点やデメリットは?
激安価格が最大のメリットとなるAROFLYですが、欠点やデメリットがあることも忘れてはいけませんね。
- 出力の算出に僅かなタイムラグがある
- 計測ミスと思われる数値が出ることがある
- 従来のパワーメーターと比較すると精度が悪い
- 荒れ地での使用では性格な値が出ないことがある
- 坂道での精度が悪くなる
しかしホビーレーサーはプロではないですから、多少の精度の悪さは許容範囲内と言えるかもしれないですよね。
AROFLYの価格とコストパフォーマンは?
従来のパワーメーターと比べるとAROFLYの価格は圧倒的な安さを誇っていますよね。
仮に、表示をスマホやアプリにさせるのではなくて、専用サイクルコンピューターでおこなるとなれば+20000円は覚悟しておかないといけないかもしれないですけどね。
しかしコストパフォーマンが高いことは間違いないですよね。
パイオニア製と比べたら10分の1くらいの値段なのですから。
しかも取り付けも簡単だし。
今後のAROFLYの評判しだいでは類似品が多く登場することが予想されますよね。
AROFLYの評判まとめ
今回は【安いパワーメーターなら「AROFLY」!バルブに取り付けるパワーメーターの精度や評判は?】ということでしたけども・・・
やはり欠点が気になる人が多いのではないかと思いますが・・・
スプリント練習などの高負荷時に正確な計測ができないのでは意味がないですし、ヒルクライムやダンシング時にも正しい計測ができるかどうかが確認できていないのが要注意ですよね。
パイオニアやシマノのパワーメーターなどとの比較が出てこれば、その評判を見てAROFLYの購入を決めれば良いと思います。
私は買うと思いますけどね(笑)
しかしパイオニアパワーメーターのようなペダリング効率は計測できないでしょうから・・・あまり意味がないかとも思ってしまいますけども。