牡蠣(カキ)が気になる季節になってきましたよね♪
所謂、夏がき(岩ガキ)ですが・・・旬としては6月の下旬から8月の上旬となっています。
夏牡蠣(岩牡蠣)は濃厚な味わいが特徴で、酢牡蠣でも焼牡蠣でも美味しいです。
しかし、いくら美味しいとは言っても牡蠣(特に生牡蠣)で注意したいのが牡蠣による食中毒ですよね。一般的に言うところの「カキに当たる、当たらない」ってやつです。
私の印象としては、直ぐに牡蠣に当たる人と・・・どれだけ多く食べても当たらない人がいるように思うのですが、何か違いがあるのでしょうか?
また、牡蠣に当たる本当の理由や当たる確率というのも知りたいところだと思いますので・・・少し調べてみることにしました!
牡蠣に当たる理由、食中毒の原因
牡蠣による食中毒は「あたる、当たる」と言われるものですが、牡蠣に当たる理由は何なのでしょうか?
一般的な食中毒の原因には「食中毒を起こす微生物(細菌やウィルス)」の急激な増殖があるのですが・・・
牡蠣の場合には・・・
- 腸炎ビブリオや大腸菌などの細菌が原因。
- 貝毒(エサのプランクトンが有毒だったことが原因)
- ノロウィルスが原因。
おおよそこの3パターンが理由となっていますね。
貝毒の場合はアサリやホタテなどにも見られる食中毒で、貝の体内に蓄積した毒素がフグの毒並に強くなってしまうものもありますので注意が必要となります。
毒を持った貝の出荷は規制されていますので、現在では貝毒による食中毒はゼロに近くなっていますね。
そして、大腸菌や腸炎ビブリオなどの細菌による食中毒は一般的な食中毒と同様と考えて良いでしょう。
貝の中でも生で食べるのは牡蠣ぐらいですので、「牡蠣に当たる」原因の1つとなっています。(熱を通せば大丈夫なんですけどね。)
そしてノロウィルスなどの微生物による食中毒が、一般的に言われる「牡蠣に当たる」食中毒の最たるものとなりますね。
ノロウィルスに当たると1日か2日くらいで嘔吐や下痢などの症状が出ます。腹痛や発熱などの症状が出る人もいますね。
本当は牡蠣に当たって食中毒になっているのに、風邪と勘違いして終わっている人もいると思われます。
ノロウィルスについてもシジミやアサリでも食中毒になる可能性はあるのですが・・・シジミやアサリやホタテなどの貝を生で食べる人はいないですからね。
生食する牡蠣に特有の食中毒ということで、「牡蠣に当たる」という言葉が産まれたのでしょうね。
牡蠣に当たる人と当たらない人の違い
同じ牡蠣を食べていても当たる人と当たらない人がいますし・・・
多く食べても当たらない人もいれば、一個しか食べてないのに当たる人もいますよね?
この違いって何に起因するのでしょうか?
その最大の理由が「免疫」で、過去に同じウィルスに感染したことがあれば免疫が出来上がっているので「当たらない」ということになります。
子供は別ですが、大人の場合は・・・どの種類かは別にして、どれかのノロウィルスに対しての免疫は必ず持ってはいるのです。
そして次の当たらない理由は・・・身体の抵抗力が強いってことですね。免疫ではなくて身体が丈夫って意味です。
胃酸が多く出てる人だと胃の中でウィルスが殺菌されてしまったりしますからね。
この理由で言えば体調が悪い人の場合は牡蠣で食中毒になる確率は上がるということですね。
そして当たらない人は・・・運良く細菌やウィルスがいない牡蠣を口にしていたということですね。ノロウィルスの絶対数が少なければ当たる可能性は低くなりますから!
血液型がB型の人は牡蠣にあたらない?あたる確率は?
牡蠣に当たる人と当たらない人との違いで意外な原因があるのはご存知でしょうか?
それは血液型で違うというものですが・・・
- 血液がA型の人は当たりやすい
- 血液型がB型の人は全く当たらない(牡蠣による食中毒にならない)
- O型の一部の人は当たりやすい
このような傾向があるのだそうです。
どうやらB型の人のDNAにはノロウィルスに感染しないための免疫を強くする要因があるようですよ。
ちなみに牡蠣に当たる確率は・・・人によって違うというか血液型によって違うとなりそうですね(笑)
カキによる食中毒まとめ
今回は「牡蠣で当たる人と当たらない人の違いは?カキにあたる理由や確率」という内容でしたが・・・・
食中毒になる可能性を考えても食べたいという人もいることでしょうね。
その場合は食中毒になる確率を下げることが有効な手段となるのではないでしょうか?
牡蠣に当たりやすい季節や時期というものがあるので、その時期だけでも生牡蠣を避けるようにしましょう。
ノロウィルスの場合は冬に確率が高くなります。
腸炎ビブリオや大腸菌は夏ですね。
しかし、夏がき(岩牡蠣)は深い海で採取されますので食中毒になる確率はグンッと下がるものです。
そういう意味では冬の牡蠣を避けて夏牡蠣を食べるようにすると当たる可能性を下げることができるのかもしれないですね!