虫歯の痛みって我慢できないですよねー、特に寝ている時に痛くなるのは最悪です。
やっと歯医者を予約して詰め物(銀歯やセラミック)の虫歯治療をしてもらって一安心と思っていたのも束の間・・・
歯医者で治療が終わった歯がまた痛くなったという経験をした人は多いと思います。
通っていた歯医者の腕前を疑いたくなるものですが、実は詰め物をしてもらった歯が治療後も痛いからといって虫歯の治療が失敗だったとは言い切れない場合があるのですね。
痛いままであるなら虫歯が治っていないのではないかと言いたくなる気持ちも分かりますが・・・
今回 ご紹介するのは、虫歯の治療が終わったあとでも歯が痛くなる理由です。
当然ですが、信頼できる歯医者で見てもらった場合のみですよ。ヘタな歯医者の場合はそもそも治療が失敗している可能性もありますのでご注意下さい。
詰め物した歯が治療後に痛くなる理由
治療が終わって安心していたのに歯が痛くなると凄く不安になりますよね。
通っていた歯医者への信頼も薄らぐかもしれないですが、実は誰にでも詰め物した歯が治療後に痛みだす可能性はあるのです。
そこで今回は、詰め物をした歯が痛くなる理由をご紹介してみたいと思います。
- 銀歯の熱伝導率の高さが理由・・・金属は熱を伝えやすいという特徴を持っていますが、詰め物で銀歯にした場合は冷たいものが染みやすく感じる時があります。特に治療直後は刺激に敏感となりますが数日で慣れて痛みがひいてくる可能性が高いですね。
- 歯の奥にある神経が刺激を受けていることが理由・・・虫歯の治療にはドリルなどを使用しますが、この時の刺激で歯の神経が過敏になることがあります。このダメージは数日で回復することが多いですので、歯が痛かったとしても慌てずに様子を見ると良いでしょう。
- セラミックや銀歯を歯に詰めた場合は、歯医者で噛み合わさの調整をしているハズです。しかしその高さ調整が合っていないと噛む度に歯に痛みが走ることがあります。しばらくすると自然に高さがあってくることもありますが、そうでない場合は歯医者で直してもらうと良いでしょう。
- 歯の神経を抜いた場合は、神経があった部分で細菌が繁殖している場合があります。その部分での炎症によって痛みが出ることがあるのですが・・・この場合は再度の治療で完全に消毒してしまう必要があります。複数回に渡る通院が必要となるでしょう。
どうでしょうか?銀歯やセラミックなどの詰め物して歯の治療が終わったとしても、神経が原因となった痛みが発生しやすい原因がいくつかあることがお分かりになったと思います。
詰め物の治療後に歯が痛くなった場合のは?
詰め物をして治療した歯に痛みが出た場合はどのような対処があるのでしょうか?
基本的には数日くらいは様子見するのが良いと思いますが、痛みがズーッと続くようなら歯医者で再治療を受ける必要があるでしょう。
自宅で自分で出来る対処法としては「冷たいものや熱いものを食べない」という他に、痛くて眠れない時に限っては鎮痛剤を飲むという対処法もあると思います。
神経の奥の消毒といった治療をした場合は、痛みが出た時に備えて事前に数日分の鎮痛剤が処方されることが多いですけどね。
詰め物の高さや噛み合わせがあっていない場合は直ぐに歯医者で対処してもらうようにしましょうね。
虫歯治療での痛みまとめ
今回は「虫歯の治療後に歯が痛い理由。銀歯やセラミックの詰め物が原因?歯医者が失敗?」ということでしたけども・・・
そもそも虫歯や歯周病にならないように気をつけておくというのがベストな対処法になるのは当然ですよね。
特に間食が多い人やタバコを吸う人は気をつけた方が良いでしょうね。
できれば何の症状が出ていなくても数ヶ月に一度は歯医者でチェックを受ける習慣を心がけるべきかと思います。
虫歯に関しては唾液が少ない人も要注意ですよ!
そして虫歯よりもタチが悪い歯周病を防ぐという意味でも定期的な歯医者への通院が効果的になります。
日本の大人では80%の人が歯周病に罹っているとも言われていますが、虫歯と違って痛みや症状が出た時には既に手遅れとなっていることも多いので気をつけておく必要があるのです。
細菌の研究では、歯周病の菌が糖尿病や心臓病や認知症の原因となっているのではないかという結果も出てきているようで・・・
歯が痛くなってから歯医者に行くのでは遅いくらいで、何も症状がなくても通院することで成人病が防げる可能性が高まるわけです。
今回は詰め物で治療した歯が痛む場合のお話をしましたが・・・
このような知識を身に着けておくだけで他の病気も防げてしまうのは面白いですよねー。